※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
「次の時代へ残せるものは何だろう?」
社会インフラが私たちの日常にどれほど密接かを意識する機会は少ないかもしれません。しかし、その舞台裏には長年企業の礎を守り、現場に息づく技術や人材を未来へ伝えていく責任を担う経営者がいます。
本日は、東亜道路工業株式会社の代表取締役社長として活躍する森下協一さんについてご紹介します。40年以上もの間、現場一筋で歩んできたその足跡、社員第一主義と「変化への挑戦」を両立させる経営観には惹きつけられるものがあります。「建設業界の社長」と聞くと堅いイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、その人柄や歩みを知ることで、「地道な継続」と「時代に合わせた変化」の大切さをきっと感じていただけるはずです。
「知らなかった!」という気づきと、仕事や日々の生活にも参考になる学びのヒントをお届けすべく、じっくりご紹介していきます。
会社の基盤を支え続けて40年超――森下協一さんの生い立ちと経歴
1956年9月生まれの森下さんは、日本大学理工学部土木工学科を卒業後、1981年に東亜道路工業へ入社されました。その後は一貫して同社でキャリアを重ね、現場の技術部門・営業・管理など、さまざまな部署で経験を積まれたそうです。
例えば、2005年には東北支社工事部長としてエリア全体の工事統括を担当。そして、2009年に中国支社長(執行役員)に就任し地方拠点の取りまとめ役も務めます。
以降も、工事部門の統括責任者、企画営業部門の責任者、さらに技術本部長、関係事業本部長…と、会社の中核となるポジションを幅広く歴任。その多様な現場経験や技術面の知見が「経営」に活かされるのは、まさに“東亜道路工業一筋”だからこその強みだと感じました。
ついに2017年6月には代表取締役社長に就任。以来、同社の経営トップとして社員・現場・技術のすべてを理解する“繋ぐ人”であり続けています。
見える経営哲学――「伝統」と「変化への前向きさ」両方を尊重する考え方
90年以上続く企業の代表として、歴史を守る気概はもちろん、「時代に合わせ現状を見直そう」というメッセージも発信し続ける森下さん。
業界でよく課題に上がるのが、人口減少による人手不足・環境問題・技術の急速な進歩です。森下さんは「ただ歴史の上に胡坐をかくのではなく、現代に合わせた経営改革が必要」と繰り返し述べています。
例えば東亜道路工業では、石油の代わりになる新しい素材や、二酸化炭素排出量を抑える新工法(中温・常温技術)の研究・開発を強化。
また、路面太陽光発電や走行中にワイヤレスで充電できる道路など、まだ聞き慣れない「新しいインフラ技術」にも積極的に挑んでいます。
「従来の延長線だけではなく、今の世の中に合う形で前を向いて進もう」、そんな思いを大切にしていることが伝わってきます。私自身、「変わらないことと、変わることのバランス」を常に考え抜いている姿勢に感銘を受けました。
社員が主役!「TOA Style」から見えた現場第一主義と風通しの良い社風
森下さんが社長になって始めた取り組みの一つに「TOA Style」という言葉があります。これは社内で掲げる価値観・指針で、「社員ひとり一人の成長や主体性を後押しする職場づくり」が目標です。
私が感じるのは、「大きな会社にありがちな“上からの指示待ち”ではなく、自分から成長したいという社員が前に出る」という雰囲気を重視している点。
役職に関係なくアイディアや想いをぶつけ合いやすい環境は、まさに“独立系ならではの自由闊達な社風”を象徴しているようです。
また働きやすさにも配慮し、多様な働き方・健康管理・ワークライフバランス重視を進めているとのこと。こういった取り組みが“やりがい”や“誇り”になり、結果的に企業の元気さに繋がっているのは、すごく素敵だなと強く思いました。
業績だけじゃない!地域・社会とのつながりを大切にする企業姿勢
東亜道路工業と聞くとどうしても「インフラを作る会社」という印象にとどまりがちですが、実はその裏側では社会貢献にも力を入れています。
具体的には、環境配慮型工法の開発や、地域のイベント協力、持続可能な発展のためのさまざまな取り組みなど――。
2015年以降は「SDGs(持続可能な開発目標)」にもしっかり対応し、「企業活動を通して社会課題解決に役立ちたい」という姿勢を社員一丸で大事にしています。
橋や道路を作るだけでなく、「もっと便利で安全に、未来でも役立つ技術で社会に寄り添いたい」。そんな思いが、ひしひしと伝わってくるのです。
私はこうした取り組みを知って、「ひとつの会社が社会全体の未来に何ができるか?」という問いに、地道に応え続けていることに深い敬意を感じました。
会社の成長を支える裏付け――多彩な資本・人材・組織体制
ここまで紹介した経営哲学や社風の実現を支えているのが、安定した会社基盤と幅広い人材層です。
東亜道路工業は「上場企業」であり、個人・法人・金融機関といった多様な株主に支えられています。
組織体制もユニーク。社長・副社長だけでなく、企画・技術・営業・製品事業の各分野から執行役員数十名が集い、それぞれの持ち味を生かして現場を引っ張っています。さらに社外取締役・監査役には弁護士や会計士、元企業経営者など外部のプロも多数。
監督と執行がバランスよく配置されており、この透明性やダイバーシティの高さは「安心して働ける会社」「みんなにとっての安心感」の礎になっていると感じます。
時代の変化に寄り添うリーダー像――CSR・DXへの真摯な姿勢
近年は社会全体で「企業に求められる責任」がぐんと高まる時代。そうした中、森下さんのリーダーシップは、CSR(社会的責任経営)やDX(デジタル化)といった新たな分野にも柔軟に対応しています。
例えば、官公庁や民間と連携した大型プロジェクト推進のほか、デジタル技術やAIを活用したよりスマートな施工法の導入も加速。「社会の役に立ってこその会社」「次の100年に向けてもっと変われる会社」――、そんなメッセージを定期的に発信し続けている姿が印象的です。
CSR活動一つとっても、単なるイメージ戦略や形式だけでは終わらず、社員の日々の業務から組織全体の方針まで一貫して「社会と共に歩む」姿勢を大切にしている点が、多くの共感を集めている理由なのだと思います。
未来への意気込み――「オンリーワン」へ向けた心意気
森下さんは「社長就任はゴールではなく、次の時代へ向けた新しいスタート」と語っています。過去の実績や歴史に満足せず、つねに新しい価値や技術の創出に取り組む、チャレンジ精神にあふれた方です。
「社員や地域が自分の会社・街を誇りに思えるような“オンリーワン”にしたい」。そんな熱い思いが一貫して感じられます。
私は一市民として、こうした思いを持ち続ける経営者がいると知るだけで、もっと自分の仕事や生活にも誇りやモチベーションを持てる気がしました。
「森下協一さん」から学べること・個人的な感想
ここまで振り返ってみると、「地道な積み上げ」「現場重視」「時代ごとの柔軟な対応」「人への敬意」など、多くの学びがありました。
どんなに大きな企業でも、信頼できるリーダーの存在や、社員一人ひとりを大切にする空気が、会社全体の“元気さ”や“安心”を作っている。その点が一番印象に残りました。
また、新しいことへ恐れず取り組み、社会や地域とのつながりにもきちんと目を向けることで、会社も社会も一歩ずつ良くなっていく。そんな地に足のついた考え方を、日々自分の周りでも大事にしていきたいと強く思いました。
まとめ:変わりゆく時代の中で大切なもの
森下協一さんは、40年を超える経験を元に、「伝統」と「時代に合った変化」の両立を続けてきた方です。「一人ひとりの社員やお客様、そして社会の未来」…どれも大切に、真剣に向き合う姿に多くの共感と敬意を感じました。
東亜道路工業の今後の取り組みにも、ぜひ注目し続けたいと思います。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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