※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
地域を支えるインフラの陰には、知る人ぞ知る「現場のリーダー」がいる――そんなことを実感したことはありませんか?
今や都市も地方も、毎日当たり前に使う道路や橋、施設が安全に保たれています。「誰が、どうやって支えているのか?」と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。
特に、どんなに立派な構想も、現場が混乱していては実現できません。しかし、「安心できる街づくり」「災害に強いインフラ」といった大きな理想を、自分たちに近い視点で本当に大切にしてくれる人は、案外少ないものです。
そこで今回ご紹介したい人物が、地域に根ざした測量・建設コンサルタント会社の経営者・桑野尚二朗(くわの しょうじろう)さん。
都心と地方をつなぎ、丁寧に現場での信頼づくりに取り組んできたその姿は、「地域密着の仕事ぶりが支持されている」と感じます。この記事では、彼の横顔や考え方・事業内容に迫ります。私自身、建設の現場というと縁遠いイメージを持っていましたが、桑野さんを知ることで、確かな安心感を与えてくれるプロフェッショナルの姿に触れられました。
「誰が街を作るのか?」――あらためて知れば、地域の未来も少し違って見えてくるはずです。
東京都から全国へ、現場を支え続ける経営者。その歩みと会社の個性
「株式会社中庭測量コンサルタント」――渋谷区に本社を構えるこの会社をご存知でしょうか。1995年に設立され、実に約30年。主に測量や建設コンサルタント、さらには「補償」サービスなど、公共事業や地域のインフラ整備を幅広く担っています。
代表取締役を務めるのが桑野尚二朗さん。創業から続く歴史ある会社で、東京都を中心に、福岡や宮崎など全国各地に営業所を展開。従業員は約40名。資本金1,000万円。建設や測量、公共事業に関わるさまざまな国土交通省の登録・認可も受け、たしかな専門性と安心感が特徴です。
私がまず驚いたのは、東京で起業した会社が各地に「地元密着型」の営業所を持っていること。まちづくりやインフラ整備というと、大手や老舗が手がけるという先入観がありました。しかし桑野さんの会社では、「地域文化や環境を丁寧に調べあげ、現場に寄り添う」という姿勢が根づいているようです。
例えば、福岡・宮崎・福島・宇都宮・長崎・秋田と多拠点で営業所を展開。それぞれの営業所では地元の自治体や企業と密接に連携し、その土地特有の課題やニーズに合わせて測量や設計の業務を調整しているそうです。このようなきめ細やかなネットワークが、「丁寧な仕事ぶり」と呼ばれる理由なのだと思います。
会社の特長を一つに絞るなら「地域で暮らす人々と肩を並べて汗を流す姿勢」。たとえば災害が発生した地域では、迅速に現場調査や復旧支援をおこなう等、「困っている人や地域の声に真っ先に応える」という方針が徹底されています。また、公共工事の入札や行政の業務だけでなく、民間の施設点検や土地調査など、ニーズに応じて幅広い分野でサポートしているのが印象的です。
KOUYO GROUPの一員として。グループ連携で目指す社会貢献
桑野尚二朗さんの会社は、KOUYO GROUPという、測量・建設コンサルティング企業群の一角を担ってもいます。グループ全体は全国に11社を擁し、1978年創業の株式会社弘洋第一コンサルタンツを母体とする伝統ある企業グループ。各地域に根付いた企業が集結し、「地域再生」「持続可能な社会」という理念を掲げ、社会インフラの維持や改善、自然災害への対応など地道な実務支援に力を入れています。
桑野さんの担当する中庭測量コンサルタントも、グループ内でクラフトマンシップを発揮している存在です。持ち前の技術力や長年の経験を背景に、グループ内の企業とも情報やノウハウを積極的に共有。複雑な事案には複数の企業が連携しあい、地域内外で迅速・柔軟なサービスが提供できる体制を作っています。
例えば、ある地域では老朽化した橋の調査や補修に関わったり、別の営業所は農地や河川などのインフラ点検を担当するなど、それぞれの強みを発揮しつつ全体で「安全・安心な社会」の維持を目指している印象です。決して大きな宣伝看板を掲げるわけでなく、「まず現場で役立つことを最優先に」。控えめながら確かな存在感が、グループ全体の信頼感を高めているのかもしれません。
私が個人的に感銘を受けたのは、「持続可能な社会の実現」「地域の声を大切に」といった理念が、決して言葉だけで終わらず、実際の仕事や日々の意思決定に根付いている点です。グループで協働することによる相乗効果や、専門分野ごとに築いた信頼のネットワーク。そこには経営の合理性だけでなく、「顔が見える信頼」を目指すあたたかさも感じられました。
多様な技術でもって、社会の足元を支える地道なプロ集団
桑野尚二朗さん率いる中庭測量コンサルタントは、主に測量や建設コンサルティングの領域で活躍していますが、「補償コンサルタント」としての専門性も持っています。これは、土地の取得や開発・工事に伴い、発生しうる補償に関する調査や助言などをおこなう、社会にとって極めて重要な役割です。
たとえば新しい道路建設にともない一部の土地を移転・拡張せざるを得ないとき、そこに暮らす方々への補償や権利調整が欠かせません。こういった場面で、中立かつ公正に対応し、細やかにサポートすることで住民の不安や混乱を防ぎ、地域への負荷を軽減します。桑野さんの会社はまさに「社会の調整役」「橋渡し役」として地に足をつけて働いているのです。
実際のプロジェクト例としては、防災のための堤防整備や、公共交通の再開発、市街地の再整備など多岐にわたります。現場調査から設計・書類作成、関係者との調整まで、泥臭いけれど一番大切な部分です。しかも国や地方自治体の要請だけでなく、学校や一般企業の依頼にも幅広く対応。
現場で培われた実務力と誠実な姿勢が、信頼関係を築くうえで決定的に重視されていると感じました。
会社の透明性と新しい技術への取組み
会社の透明性についても工夫がみられます。公式ウェブサイトでは会社概要や技術紹介、営業所の情報、各種資格取得状況など多様な情報をきちんと公開。
投資家や行政、取引先に対してもオープンで誠実な情報提供を心がけているようで、「信頼の積み重ね」を重視する方針がうかがえます。
また、近年は三次元測量(たとえば「3Dモデル」や「点群データ」技術)など、最新のデジタル技術も積極的に活用。これにより測量や計測の精度が大幅にアップし、設計や工事の現場でも利便性が増しています。さらに、ドローンやAIといった新しい機器や手法にも関心を持って勉強を重ねているそうです。
たとえば、ドローンを使って山間部や危険な場所の調査を効率的かつ安全に行うなど、現場の声を反映させた技術導入の姿勢が好印象でした。自社が得意とする分野に新しい知見をうまく重ね、不必要な派手さを追わずに「確実に役立つ技」を伸ばしている点に好感を持ちました。
「デジタル時代の測量」というと漠然としていますが、「現場で生活する人に役立つ」という根本がぶれない点が、桑野さんの誠実な経営マインドだと私は感じました。
地元とのつながり、地域社会への想い
桑野さんの会社が大切にしているもう一つの軸が、「地域の文化や環境へのリスペクト」です。単に事務的に仕事をこなすだけでなく、その土地の歴史や慣習、住んでいる人びとの想いを丁寧にくみ上げる――これが現場で評価される秘訣なのだと思います。
とくに、地域創生や街づくりといったテーマでは、行政や住民団体、地元企業とも密接に連携。「地元の人が本当に困っていることは何か?」「これまでの暮らしをどう守り、どう発展させるか?」に真剣に耳を傾けています。
たとえば、河川の改修プロジェクトであれば、周辺住民に影響が出ないよう説明会を重ねたり、文化財や自然の保護にも配慮したりと「地域目線」を忘れていません。その土地の文化・伝統・自然との調和をはかりながらプロジェクト計画を練り上げる――まさに地に足のついた取り組みだと感じます。
代表者としての桑野尚二朗――私の印象と現場エピソード
桑野尚二朗さん本人については、多くを語らず、あくまで現場重視の姿勢を徹底しているようです。会社の公式プロフィールやインタビューには多く登場しませんが、「常に現場と会話し、実務の進め方一つ一つに気を配る」という声が多い印象でした。
また、従業員や取引先によると、働く人にも「やりがい」「現場の納得感」「誠実な意思決定」を重視し、オープンな雰囲気を作っているそうです。困難なプロジェクトほど、経営者として共に現場に立ち、汗を流す姿もよく目撃されています。「社長室にこもるより、外に出て顔を出してくれる社長」という声が印象的でした。
(私自身は仕事を通じて桑野さんに直接会ったことはありませんが、会社の様子や社員の声を聞くうちに、「近くで一緒に汗を流すタイプのリーダー」だというイメージが強くなりました。
個人的には、こうした「表に出過ぎず、とにかく現場とスタッフを大切にする」タイプの経営者は、地域のリアルな信頼を得やすいものだと感じます。)
これからの展望――地域と共に成長し続ける姿勢
長年にわたり、地域密着の事業やグループ内ネットワークの構築に取り組んできた桑野尚二朗さん。今後も「持続可能な社会の実現」「新しい技術と古い知恵の共存」を大切にしながら、地域ごとの個性や課題に向き合い続けていくはずです。
中庭測量コンサルタントは、決して派手な事業や大きな話題性を追いかける企業ではありません。しかし、毎日の生活や社会の当たり前の安心を静かに支える存在として、今後ますます重要性を増していくのではないでしょうか。
「誠実で丁寧な現場主義」「地域の未来を一緒に考える仲間づくり」、そこに桑野さんの経営する会社の本当の強さがある――私はそう感じました。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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