※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
あなたは普段どんなまちを歩いていますか?
ちょっとした買い物、通勤や通学の道、休日の散歩…。どこか「もっと歩きやすければ」「住んでいる地域も元気だったらな」と感じたことはありませんか。
そんな“日常のまちづくりのお悩み”に、深い専門知識と地道な実践で寄り添い続けてきたキーパーソンが石川次男さんです。公益社団法人日本交通計画協会(JTPA)の代表理事として、暮らしやすさに直結する歩行空間づくりや交通・まちづくりに力を注いでいる石川さん。その仕事ぶり、現場での姿、コミュニティへの働きかけを、私なりにご紹介します。
「まち」の未来にちょっと関心がある方も、「専門家の話は難しそう」と感じる方も、等身大の石川さんの横顔を知ることで、毎日の歩みがちょっと前向きになるかもしれません。
都市と生活をつなぐ「現場目線」の推進力:石川次男さんの仕事に迫る
石川次男さんは、公益社団法人日本交通計画協会(JTPA)の代表理事として、交通だけでなく「歩いて暮らしやすいまち」を作ることに力を注いでおられます。
日々の通勤通学や、ちょっとした外出の中で、安心して歩ける道や快適な環境があるかどうかは、実は地域の魅力や人々の幸福度に大きく関わります。しかし、理想と現実の間にはさまざまな課題が立ちはだかります。新しい道路や電車の仕組み、バス路線、さらには「歩行の楽しさ」まで、幅広く社会全体が向き合うテーマです。
石川さんが取り組むのは、行政のデスクにとどまらず、全国各地の自治体や住民たちと膝を突き合わせて現場のリアルな声を集め、知識やノウハウを社会に広げていく「地に足の着いた」アプローチなのだと、調べていくうちにひしひしと感じました。
団体の枠を超えて「歩いて暮らせる街」を支える実行者
主な舞台となる日本交通計画協会(JTPA)は、1957年設立・2013年公益社団法人化という長い歴史ある組織です。この団体は道路や鉄道、港湾、空港など、多様な交通手段を有機的に組み合わせて、賢く、無駄の少ないインフラ作りを目指しています。
石川さんはその代表理事として、研究部会をリードし、「まちの交通を便利にし、同時に幸せにするにはどうしたらよいか」というテーマに日々向き合っています。
分かりやすい例を挙げると、「新しくできたバスの仕組み(BRT)」「地域の人が気軽に歩いて楽しめるライトレール」「高齢化社会で移動手段が限定された人へのアプローチ」など、時代に応じてさまざまな実証的研究を推進。
しかもその取り組みは、都市の中心だけでなく、地方都市や郊外などにも広がっています。
私が特に印象深いのは、最新の「ウォーカブル(歩いて楽しめる)」なまちづくりという考え方を、ただ掲げるだけでなく、現実に落とし込む体制を強化していることです。例えば、「地域の各担当者や住民同士がつながり、良い事例や悩みを気軽に話し合えるオンラインコミュニティ『まちみち広場』」。石川さんが指揮を執り、実践知の共有や疑問解消の仕組みまで整えているのは、生活者目線をとても大切にしている証だと感じます。
専門知識と実務経験、そして“人と街を結ぶ”やさしさのバランス
石川さんの活動の根底には、交通政策や都市計画に関する専門知識の深さがあります。それを活かしつつ、組織やプロジェクト運営、さらには人づくり(人材育成)など幅広い分野で多面的なリーダーシップを発揮しています。
JTPAは89名の会員と複数の理事、研究者スタッフで運営されるため、組織運営や合意形成、協力関係の構築もとても大切です。石川さんは、技監や研究所長、事務局長などの専門スタッフと連携しながら、分野横断的な研究や技術発信、セミナー開催まで、地道な努力を続けています。
加えて、海外からの研修受け入れや先進事例の調査など、国際的なネットワーク作りにも積極的なのが特徴です。社会の一員として、持続可能な交通システム、そして活気のあるまちづくりというビジョンを、一歩一歩形にしているように思えます。
こうした姿勢から伝わってくるのは、単なる政策論争や流行の取り入れに終始しない、誠実な現場主義です。道を一本作るにも、そこに住む人全員の暮らしに「しっくりなじむか?」という目線を欠かしません。
私自身、「歩いて楽しくなるまち」への取り組みと言われても、最初は少しピンと来ませんでした。しかし、自分が毎日どこを歩き、何を感じているかを思い返すと、このアプローチがどれだけ現実に密着しているか、身をもって感じるようになりました。
コミュニティ型まちづくり――「まちみち広場」に込めた願い
石川さんのもう一つの注目点は、地域の人々や自治体職員を実践者・仲間としてつなげる仕組み「まちみち広場」の創設です。例えば、自治体のまちづくり担当者が自分の地域での取り組み事例や悩みを気軽にシェアし合い、専門家のアドバイスも受けられるなど、学びと助け合いが“横に広がる”仕組みが整っています。
特に素晴らしいのは、こうしたコミュニティが一般の市民にも開かれており、知識レベルや専門性の差に関係なく学び合えるよう工夫されている点です。地域に根差す取組みが全国区に広がり、自分たちのまちをより良いものにしようとする意欲が生まれるのは、とても心強く感じます。
「my groove」というオンラインプラットフォームを使って参加できるため、居住地や時間帯に縛られず交流できるのも現代的だなと思いました。
また、石川さんたちが主催する「マチミチWeb講座」では、最新の交通・まちづくり関連の話題や、全国の先進事例が紹介され、参加者同士が実感を持って意見やアイデアを出し合う場となっています。
都市づくりの専門家だけが関わるのではなく、一人ひとりが「自分の街、暮らし」の視点でちょっとずつ役割を果たせる…そんな優しい輪を広げているのが石川さんです。
持続可能な社会への貢献と、日々の進化の積み重ね
今、日本社会は多様な課題に向き合っています。高齢化、人口減少、エネルギー政策や地域の活力など、交通やまちづくりと切っても切れないテーマが山積みです。
石川さんのリーダーシップのもと、JTPAでは単なる新技術や制度作りにとどまらず、「それが社会や地域の幸せな未来につながるか?」という根本を問い続けています。
例えば、自動運転や次世代交通手段も「実際に社会に必要かどうか」「誰がどう使い、どんな課題が生まれるか」まで地道に調査研究を続けています。こうした姿勢は、決して派手さはありませんが、暮らしの実感に直結すると思います。
私は「交通やまちづくりの仕事は目立たないけれど、本当に大切な社会課題をずっと支えてきた分野だ」と気付きました。
一人ひとりが主役になれる都市共創への道:石川さんと歩む未来
石川次男さんの最大の魅力は「専門的でありながら、“生活者として参加できる”場を作っていること」だと感じています。
どんなに偉い役職や難しい専門用語より、「歩いて楽しい」「暮らしやすい」といった日常の手触りのある価値観を丁寧に広げているのです。
その真摯な仕事ぶりは、自治体での日々の相談窓口づくり、市民参加型のアイデア募集、そして専門家講座での知識共有まで一貫しており、まさに“人と街”の橋渡し役になっています。
実際、「まちみち広場」のコミュニティに少しお邪魔してみると、誰もが気軽に質問や話し合いができる温かい雰囲気が伝わってきました。
また、「どんな未来を作りたいのか…」という大きな問いに対しても、石川さんは特別な言葉や威圧感を使いません。「少しずつ」「みんなで」…この小さな積み重ねが日本の多くの街で、確実な変化に結びついているのだと思います。
まとめ:丁寧な対話と現場主義で日本を支える石川次男さん
石川次男さんは、公益社団法人日本交通計画協会の代表理事として、歩きやすく住みやすいまちの実現に尽力し続けています。
新しい技術や交通システムの導入のみならず、自治体職員や市民同士が「気軽に学び合う」コミュニティ形成にも先進的なアプローチで取り組む姿は、汎用的な知見だけでなく、現場での「温かい手触り」を大切にしているように感じます。
毎日の通勤・散歩道、子どもと歩く公園への小道…そんな当たり前の日常の中に「歩いて楽しい街」を生みだす仕事は、日本社会をそっと下支えしています。
最後に、私からの感想です。
石川さんの取り組みを調べていく中で、専門的なリーダーでありつつも、常に「人に寄り添うまちづくり」を実現しようと誠実に行動している姿には頭が下がる思いです。歩きやすい街、安心して暮らせる都市は、決して遠い未来の話ではありません。今を支える現場主義者・石川次男さんの仕事から、多くの学びや気付きがあったことをお伝えして、この記事の締めくくりとさせていただきます。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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