※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
地図を扱う会社、と聞いても多くの人にとってはなんとなく縁遠いものかもしれません。
「地図って専門家が使うもの?」「紙の地図はもう古いのでは?」そんなイメージを持つ方も少なくないでしょう。
けれど災害が相次ぐ日本、デジタル社会が進展する現代。
私たちの生活と地図は実はとても深い関係があります。
今回は、地図制作や防災教育、文房具の分野で多彩な取り組みを続ける西山和輔さんについて、一般人目線でご紹介します。
「難しそう」「自分には関係ない」と思いがちな地図の世界を、親しみやすく楽しいものへとリードする西山さん。その人物像や事業の舞台裏を、できるだけ身近な言葉でお届けします。
地図、文房具、防災…どれにも関心がなかった私でも、彼の活動を知るうち「地図は面白いかもしれない」と思えるようになりました。
地図を届ける伝統企業のトップとして〜確かな現場力と時代への対応
西山和輔さんは、東京都杉並区に本社を置く地図制作専門企業「東京カートグラフィック株式会社」の代表取締役です。
この会社は1960年創業。60年以上にわたって、地図作りと空間情報サービスを続けてきました。
例えば私たちが日常で目にする地図帳、学校や自治体で使われる防災地図、たしかに誰かが「手で作っている」のだと気付かされます。
東京カートグラフィックは昔は手書きの地図を主力としていたそうですが、今はデジタル化が進み、カーナビやスマホ地図の素材となるデータ制作、図のデザイン、さらには子ども向けの地図グッズ企画まで、事業は幅広く展開しています。
西山さんはこの伝統ある会社の3代目社長として、ビジネスの多様化や技術革新に着実に対応してきた方です。最新の地図ソリューションやIT技術の導入だけでなく、古きよきモノづくりの知恵も大切にしている印象を受けます。
「地図嫌いをなくしたい」元お笑い芸人の異色キャリアと情熱
さらに興味深いのは、西山さんご自身が「地図地理エンタメプロデューサー」を自称していること。
過去にはお笑い芸人として活動していたという異色な経歴を持っています。
ユーモアと遊び心を忘れず、地図を「楽しくする」ための工夫を心がけている方だそうです。
私もこの経歴を知って「なんだか親しみやすい人だなあ」と思いました。
彼の理念は「地図嫌いをなくす」こと。「地図=堅苦しい」「地図は難しいもの」というイメージを変えたい、子どもから大人まで誰でも地図を楽しみ、使いこなせる世の中を作りたい、と強く願っているそうです。
防災教育を「遊びながら学ぶ」へ〜サイガイ防衛隊ゲームの挑戦
その思想を形にした代表的なプロジェクトが、防災学習用デジタルゲーム「守れ!サイガイ防衛隊」です。これは大型タッチパネル上で、子どもたちが地図を使いながら災害リスクや避難行動を実体験できる教育ツールです。
「防災訓練は堅苦しい」「ハザードマップは見てもよく分からない」という現状を、ゲームの仕組みで楽しみながら学べるものにしたい——そんな発想です。
実際小学生向けに導入されているほか、大人も夢中になれる内容だそうで、点数を競い合って楽しんだり、実際に避難経路を自分で考えたりと、受け身の防災教育から「自分ごと」として学ぶ仕掛けが随所に施されています。
私自身「地図で遊ぶなんて斬新!」と感心しましたし、ゲームなら子どもも積極的に参加できそうだと感じます。
このゲームには国土交通省のオープンデータをベースにして、洪水や土砂災害、津波などさまざまな災害リスクが現実的に反映されています。紙のハザードマップだと「見るだけ」で終わってしまいがちですが、こうして遊びながら考えられる点が実に面白い!
しかも自治体や学校ごとに地図データをカスタマイズできるので、その地域の特色やリスクに合った防災教育が行えるのも特徴です。
地図作りのスペシャリストが生んだ新しい文房具文化
西山さんの地図愛は、防災や地図帳の分野だけにとどまりません。
2025年には、会社創業以来初となる、自社オリジナルの文房具ブランド「fixie(フィクシー)」シリーズもリリース。
地図会社が本気で作ったダイアリー&ノートカバーで、地図製作の美学を身近に感じてもらうことを目指しているそうです。
この製品には、地図作りで使われる「吊るす」動作からヒントを得た独創的なフック構造や、精密印刷による世界地図デザイン、記録好きにはたまらないフォーマットなど、専門会社ならではのこだわりが詰まっています。
カラーバリエーションも豊富。自分好みに楽しむことができます。
「地図=特別な知識が必要」という印象を持ちがちですが、こうして日常生活の中に自然と溶け込んでいく発想、私はとても素敵だと感じています。
ノートを開くたびに、世界に想いを馳せることができる…使う人の生活をちょっと豊かにしてくれる道具のように思えました。
堅実な経営と現場を見つめる姿勢〜安心と信頼につながる歩み
もちろん、地図データの正確性や信頼は何よりも重視。
会社としても早くから品質管理の国際規格を取得し、高い水準の情報セキュリティ体制構築に努めている点が評価されています。
西山さんは「安心して任せてもらえる会社」であること、そして「社員みんなが元気に活躍できる職場環境づくり」にも力を尽くしているとのこと。
2023年には「健康経営優良法人」として表彰も受けているそうです。
地図という目立たない分野ですが、裏方の仕事だからこその丁寧さと誠実な姿勢が伝わります。
また、情報セキュリティの強化にも積極的に取り組んでいて、社内一丸でリスクを管理する制度を整えていると聞きます。
自分たちの仕事が社会インフラにつながっている、という誇りと自覚をしっかり持っている会社だと感じました。
杉並区に根差す地域社会への誠実な貢献〜都市再生の現場でも重責担う
皮膚感覚の「現場力」は地図作成だけではありません。
西山さんは地元・杉並区の地籍調査を担う専門組合都市再生調査事業協同組合でも代表理事を務めています。
地籍調査とは、土地の境界線や権利関係を記録する活動です。大規模災害時にはこの情報が復興の迅速化にも役立つのだと知り「こんな裏方の仕事が地域の安心を支えているのか」と思わされます。
この組合では地元密着の小回りと、先端技術を融合させ、地域住民に寄り添った調査や協力体制の充実を目指しているそうです。
日々、地域の皆さんのもとに足を運び、信頼を築くことを大切にしている点が印象的です。
親しみやすさと着実な行動力を兼ね備えた経営者像
私自身は「地図を読むのが苦手」な一人ですが、西山和輔さんの取り組みを知るうちに、「地図って特別な人だけのものじゃない」「楽しさも可能性も広がっているんだなあ」と気付かされました。
押し付けや強制ではなく、「遊び」や「日常」の中に地図の面白さを忍ばせる工夫、それを大切にする姿勢が、とても好感を持てます。
また、地道な現場の努力も怠らず、安心できる情報をコツコツと積み上げている様子に、「本当に信頼されている人なんだろうな」と感じます。
もし身近に地図の話題や防災への意識、あるいはユニークな文房具好きな方がいたら、「こんな会社、こんな人がいるよ」と伝えたくなります。
まとめ:地図で人と社会、未来を結ぶ
地図は私たちの生活のあらゆる場所で息づいています。
普段意識しなくても、災害時、旅に出た時、仕事の中でも…地図の正しさ、分かりやすさは大きな支えです。
西山和輔さんは、そんな地図の力を、もっと身近で楽しいものに進化させている経営者。
遊び心と責任感を持って、目立たない舞台裏から地域や社会の役に立とうと努力している姿が、この記事をまとめていて伝わってきました。
技術や商品、その「裏側」に込められた思いやこだわりに触れると、ちょっと地図や防災のことにも興味を持てるようになります。
これからも東京カートグラフィック株式会社、そして西山和輔さんの歩みに注目していきたいと、私は自然にそう感じました。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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