塚本一馬は誰だ?鉄道を支える現場指揮官と温厚なリーダー~私の経営者名鑑が徹底紹介

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

「鉄道の世界って、安全や安定が当たり前に感じられるけれど、その裏側にはどんな人がいて、どんな思いで支えているのだろう?」
日々の通勤、旅行、街や人の心をつなぐ鉄道。その絶え間ない運行や安全を守るため、陰で尽力するリーダーたちがいます。鉄道業界の現場と経営、その両方を知り尽くしている人がどんな人物なのか、気になったことはありませんか?

今回は、鉄道という日本の大動脈を「技術」「安全」「経営」で支え続けてきた、塚本一馬(つかもと・かずま)さんをご紹介します。業界の枠を超えた転身や、現場から経営まで幅広い経験、その粘り強さときめ細やかな働きぶりは、まさに「信頼される指揮官」と呼ぶにふさわしい存在です。鉄道業界の舞台裏を紐解きながら、「塚本一馬」という人物に迫ります。この記事を読むことで、彼がどんな思いで仕事に向き合ってきたのか、そして鉄道を支える人たちの魅力や責任を少しだけ身近に感じていただけるのではないでしょうか。

現場の汗と管理の重み──長年の積み上げが生きるリーダーシップ

塚本一馬さんは、1966年生まれ。約35年間、鉄道の現場と経営を歩んできた技術者型リーダーです。1989年にJR東海(東海旅客鉄道株式会社)へ入社して以来、鉄道の「安全の砦」ともいえる電気や信号設備の管理・整備を一筋に手がけてこられました。

鉄道の現場、特に新幹線など高速鉄道の分野は、一つひとつのミスが大事故の元になります。塚本さんは、入社から比較的早い時期に技術部門を任され、信号通信や電気設備、さらには工事現場の責任者まで着実に経験を重ねます。例えば、電気設備の点検や信号システムの保守、建設工事現場での安全管理など、目立たないけれど大切な仕事です。

こうした現場経験を経て、2002年には技術企画部門、2004年には関西支社で大阪信号通信所の所長職。2009年には新幹線事業本部の静岡信号通信事務所長、2013年には東京信号通信事務所長へと、要所で現場責任を託されるようになっています。それぞれの現場で「安全への意識」「チームマネジメント」「技術へのこだわり」を持ち、着実な仕事ぶりが評価され、より大きな役割を任されるようになっていきます。

経営の舞台へ──新しい挑戦を重ねる

現場での地道な仕事ぶりを評価された塚本さんですが、それだけでは終わりません。2016年、ご縁があってJR東海グループの新生テクノス(鉄道の設備工事などを担う会社)に出向。監査室長、経営企画部長、さらに取締役へと歩みを進めていきます。

私が特に感心したのは、技術者としての道を究めながら、同時に「経営の舵取り役」としても評価されている点です。現場主義と管理者目線、その両方を持っている方は意外と少ないもの。塚本さんは、現場の実情を知るからこそできる組織運営や経営判断で、着実に会社の成長へ貢献してきました。

新生テクノスでは、経営企画や情報システム分野の責任者も歴任し、2020年以降は再びJR東海で「建設工事部次長」として灯をともす一方、同時に新生テクノスの取締役も兼任。この「複数企業をまたいだ活躍」は、組織の橋渡し役を求められている証しと言えるでしょう。

経歴が物語る、まじめさ・真摯さ・誠実さ

塚本さんの経歴を通して伝わってくるのは、「まじめさ」と「誠実さ」。鉄道という社会のインフラを預かる責任と、そのために日々現場で汗をかく姿勢。私生活の詳細は表に出てきませんが、役員として派手な報酬や株式保有を誇るスタイルでもなく、「組織運営に徹する」姿勢が印象的です。

そして、2024年にはさらに大きな役割を得ています。電気技術開発株式会社の代表取締役社長に就任。ここでも総務、秘書、監査、技術開発、地域拠点運営など多岐にわたる部門をまとめる指揮官となりました。「新体制の中核を担うリーダー」として、社長に就任した期待の声は大きいものがあります。

組織の信頼とチームワークを重んじる──堅実な経営哲学

鉄道関連会社は、いずれも「チームワーク」と「安全意識」が命です。塚本さんは、現場時代の経験をもとに、組織内の風通しを良くすること・情報共有を大事にすることに努めてきたそうです。

例えば、現場担当者の声を丁寧に聞く、事故やトラブルが起きそうなときも叱責でなく「相談・対策を一緒に考える」スタンスを持つ、といった姿勢が伝わります。部下だけでなく、関連企業やパートナーとの連携も大事にされています。そうした現場感覚が、最終的には「現場の声が経営に届く・全社が同じ目線で仕事に向かう」組織風土を生み出すのだと思います。

現場のトラブルやピンチを経験したからこそ、「なにか問題があれば自分が現場に顔を出してサポートする」のが自然体になっているように感じます。安全や品質への取り組みには定評があり、関連会社での表彰や評価も多く、「地味だけど、組織の屋台骨を支える努力」がにじみ出ています。

幅広いネットワークと信頼──協会理事や関連企業での活躍

塚本さんは、実務の現場だけでなく、日本鉄道電気技術協会の理事も務められています。

協会の理事というと、形式的な肩書きとも思われがちですが、業界の技術方針の検討や安全基準の策定、現場技術者向けの研修・技術講習会等に携わる「仕事人」の集団の一員。各社の代表や技術トップと情報を交換し、時に現場の悩みや課題についても意見を交わしています。

また、株式会社ジェイアール総研情報システムでは「非常勤取締役」として経営体制の中核を担うメンバーの一人。「技術者」「経営者」「調整役」として、さまざまな顔を持つ“縁の下の力持ち”として組織の信頼を集めている印象です。

鉄道インフラの未来を支える――新時代のリーダー像

これだけ激しい変化、時代のうねりの中でも塚本さんの姿勢は一貫しています。

例えば、「全国規模のプロジェクト運営で、人材育成や支社連携を重視する」「情報システムの改革にも積極的に関わる」といった柔軟さを求められる場面も多いです。新たな技術やサービスが求められる時代、現場に立ち続け、同時に経営責任も負い続ける。その調整力や広い視野、現場主義の行動に私は素直に信頼感を感じます。

鉄道の「見えないところ」で組織や現場を守り続ける塚本さんのようなリーダーがいるからこそ、日々私たちは安心して鉄道に乗れるのだと、今回改めて感じました。

私が感じた、塚本一馬の魅力──誠実な現場主義、組織への温かい眼差し

ここまで見てきて感じたのは、とにかく「堅実さ」「温かさ」「謙虚さ」です。

現場を知り、経営を知り、決して派手さはなくても「自分のやるべきこと」を丁寧に積み重ねる。その姿勢が、長く多くの組織で信頼を集め、今や経営の重責を担う理由なのだと思います。

例えば、鉄道のような大きな現場では「たくさんの人が関わり、たくさんの課題が発生しがち」です。そうした場で「誰にでも分け隔てなく接し、悩む社員にも寄り添う」人柄のリーダーであることが、部下や関係者の証言でもよく語られています。

私自身、「現場に強いリーダーは管理が苦手」「経営に強い人は現場で敬遠されがち」と思い込んでいましたが、塚本さんのように両方のバランスに秀でた人物もいるのだ、と新鮮な発見になりました。

鉄道を利用する私たちには「目立たない」けれど、確実に日常を守る現場主義の大切さを思い知らされるきっかけにもなりました。

まとめ──これからの「現場と経営」を繋ぐ名リーダーに期待

塚本一馬さんは、これまでにJR東海で技術の現場を守り抜き、新生テクノス、電気技術開発株式会社など鉄道インフラ領域の各企業を、専門技術と経営感覚の両輪で支え続けてきました。

これからも、鉄道業界の基盤づくりや若手人材の育成、安全で効率の良い運行の裏側に、地道な努力の積み重ねで組織を支える姿が期待されます。地味で目立たなくとも、それでもひたむきに現場と向き合い、組織を温かく導く塚本一馬さん。私も「現場の声を大切にした経営」こそが、これからの時代に不可欠だと強く感じました。

私たちが無意識に受け取る「日常の安心・安全」は、塚本さんのようなリーダーの地道な貢献に支えられています。日々の鉄道利用が、少しでもこの裏側の人々に思いを馳せるきっかけになれば幸いです。

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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