※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
現代のインフラの行方、このままで本当に大丈夫?
上下水道の問題は、私たちの日常にとって縁遠いもののようで、実はとても重要。老朽化、人口減、水不足、厳しい財政——悩みは深刻なのに、「どう変わるの?誰が支えてるの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな私たちの暮らしの根っこを守る「真面目」で「堅実な」経営者、狩谷薫さんに注目します。東京設計事務所で長年、インフラ業界の“しなやかな変化”を率いてきた狩谷氏は、実は日本の上下水道に新たな息吹を吹き込む存在です。
「水の困りごとはプロに任せるしかない」と思いがちですが、その裏側には狩谷さんのような思索と実践、そして地道な改革があることを知ると、「ああ、私たちの未来は、こんな人に支えられているのか」と感じられるはず。
“縁の下の力持ち”の本当の姿を、私の視点からお伝えします。
伝統と技術を受け継ぎながら、静かな変化をつむぐリーダー
狩谷薫さんは、東京都千代田区に本社を置く株式会社東京設計事務所で、長らく代表取締役社長を務め、現在は代表取締役会長の立場から経営を指導しています。社歴は1959年創立の老舗。上下水道関連事業を中心に水インフラの課題解決を専門とし、日本各地、さらには海外でも実績を重ねてきました。
そんな大きな組織の指揮を執る狩谷さんは、専門家集団の技術と伝統を日々守りつつ、その堅実なチームに“今の時代に合わせたしなやかさ”を加えました。「真面目過ぎるほど真面目」とも言われる社風に、流れるような新しい風を送りながら、地道な変革を重ねているのが印象的です。
上下水道の困難を読み解き、解決への道筋を描く
日本の上下水道といえば、長年官公庁に頼った「かための世界」でした。設計から建設、維持管理までをお役所が一手に担い、民間は“お手伝い”の範囲内。しかし、人口減少や予算縮小が目立つ現代、「昔のまま」では立ち行かない状況が迫っています。
ここで狩谷さんは、「民間ならではの知恵と柔軟さをもっと発揮できる仕組みが必要」と考えました。特に海外の事例を参考に、「公共の水インフラも、官と民が肩を並べて作る時代」になっていることに着目。そうした公共と民間の共同事業(PPP)を、日本でも効果的に広げるべきだと語っています。
私は、この「枠にとらわれず、良いものは取り入れる」姿勢に、好感を持ちました。
具体的な挑戦――PPPと組織改革で新たなステージへ
では狩谷さんがどのように「PPP」を推進しているのか。その姿勢は、社内外の具体的なアクションに表れています。たとえば、設計や書類作成にとどまらず、国や自治体への積極的な“政策提案”を担うなど、コンサルタント企業の役割を大きく広げています。
また、2002年立ち上げのグループ会社「アクアパートナーズ」を、再びPPPの推進役として位置づけ、かつての経験から新しい組織運営を考え直す機会としています。専門部署を置き、行政経験者も加えた専従チームで“密な連携”を図るなど、着実に変化を進めています。
私は、こうした慎重かつ確実な改革の進め方に、「大きな会社でもやればできる、と思いました」と率直に感じます。
社員とチームへの眼差し――誠実さ×アグレッシブさ
「人がすべて」。これは多くの経営者が口にしますが、狩谷さんの場合は本当にそれを日々実践している印象です。東京設計事務所は、専門部門の分業体制がしっかりしている反面、“縦割りの壁”が生まれがちでした。
そこで狩谷さんは、「上下水道全体を意識して考える」「部門を超えて協働する」ことを提唱。真面目なだけでなく、「変化に強く」「他部署も気軽にサポートできる」社内風土の醸成に力を入れています。
加えて、働き方改革にも熱心です。ICT(パソコンやネット技術)の導入や、残業時間削減、柔軟な働き方を推し進め、「スマートな働き方」「社員の生産性向上」をめざしています。私は、自分の職場にもこういう前向きな動きがあればいいのに、と羨ましくなりました。
まちづくりや環境活動――幅広い未来志向の展開
狩谷さん率いる東京設計事務所は、上下水道の枠を超えて「まちづくり」や「防災」へも挑戦中。その一例が、ゲリラ豪雨対策や、地域ごとに異なる“雨水の悩み”の解決です。外部水害への対策や、住民自らの備えをサポートする体制づくりにも積極的。
また、近年注目の「地球環境」や「社会貢献」にも自社で取り組み、SDGsや国際的な環境評価の資格まで取得。カーボンニュートラル(脱炭素)や再生可能エネルギーへの技術提案なども強化しているそうです。
こうした“地域の困りごと”と“世界の課題”、どちらにも目配りし、着実な一歩を踏み出す狩谷さんのやり方は、見習いたいと思いました。
グローバルな視点――海外事業で得た成長と信頼
東京設計事務所は、日本国内だけでなく海外でも水道・下水道事業に携わっています。特に、アフリカの南スーダンや中米ホンジュラス、アゼルバイジャンといった国々でのプロジェクトは、人々の暮らしを直接支える活動として評価されています。
狩谷さん自身は学生時代に東京大学都市工学科を卒業後、アメリカ・コーネル大学でも学び、国際感覚を身につけました。その後、マレーシアでの現場経験を皮切りに、数多くの海外業務をこなした実績も。
現地での「安全な水の確保」「運営能力の向上」は、多くの現地住民や関係機関に感謝されているようです。私は、「遠い国の問題さえ、こうやって静かに支えている人たちがいるんだ」と、改めて感じました。
社員とともに歩む経営:成長する組織と働きやすい職場づくり
社員一人一人を大切に、という経営方針も狩谷さんの特徴です。彼は、意見を拾い上げ経営に反映させるため、全社員対象のアンケートやインタビューを実施。人事制度も、単なる業績評価だけでなく「会社への貢献」「個人の目標」も重んじる仕組みに改めてきました。
働きやすい職場環境づくりに真剣に取り組み、在宅勤務やフレックスタイムの導入、女性やベテランの多様な働き方にも配慮しています。
また、地方支社や本社の垣根なく意見交換ができる“開かれた雰囲気”作りにも心を砕いているそうです。こうした取り組みを通じて、「この会社で長く働きたい」「社会の役に立てる」と感じられる職場になっているという評判をよく耳にします。
地道な事業目標――数字より「信頼」で歩む経営
経営計画では売上目標も掲げていますが、その一方で「規模拡大よりも『信頼』が最優先」と語る姿勢も狩谷さんらしい点です。
実際、メガバンクなど大手金融機関との安定した取引や、各種ISO認証の取得によって、「自社の技術が社会の信頼に直結する」といった価値を大事にしているのが分かります。
こうした「華やかな宣伝」「派手な拡大路線」に頼らず、地道に一歩一歩進む経営のスタイルこそ、長く評価される企業を作ってきた狩谷さんの信念だと私は思います。
私が感じた“狩谷薫さん”の人柄と魅力
情報を調べる中で、狩谷さんの“堅実で地に足のついた経営スタイル”にとても好感をもちました。大規模公共事業のリーダーは、派手なパフォーマンスよりも、毎日の積み上げと現場への責任感が大事。「背伸びせず、いま自分たちにできることを誠実に」「古い枠組みも大事にしつつ、新しいものはしっかり取り込む」、そんな姿勢から学べることは多いと感じました。
また、働く人や社会の声にきちんと耳を傾ける経営者であること、そして世界にもまっすぐなまなざしを向けていることから、「自分の仕事ももっと地道に頑張ろう」と背中を押されたような気がします。
まとめ:変わる時代に、誠実さで応えることで未来を切り拓く
狩谷薫さんは、「真面目さ」と「しなやかさ」を両腕に、現代の水インフラを支え、より良くしていくために静かに、でも着実に歩み続けてきた経営者だと感じました。それは私たち一般の利用者が普段意識しないところで、社会の安心や快適を支える、まさに“陰の主役”の姿です。
今、水やインフラをとりまく社会の課題は複雑ですが、「誠実に現場をみつめ、社員や地域、世界とも一緒に歩む」――そんな狩谷さんやその会社を知ることで、安全で持続可能な暮らしの根幹には、どんな思想と努力があるのかを実感できました。
これからも、派手な言葉や目立つ成果でなくても、一つ一つ丁寧な歩みを続ける人の存在に、私は深い信頼と期待を寄せたいと思います。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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