※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
自分の地元や身近な社会に「少しでも貢献したい」と思ったことはありませんか?でも、実際に行動へ移し、それを持続的な形で発展させるのはとても難しいもの。一方、業界での経験を活かして地域社会や世界中の人々と繋がり、様々な分野で活躍する経営者がいると聞いたら、どんな人物を思い浮かべるでしょうか。
そんな悩める読者の皆さんにぜひ知っていただきたいのが、愛媛発の企業グループを率い、地元と世界をつなぐリーダーとして熱意と行動力を持って走り続ける――松岡彰彦さんです。
今回の記事では、私自身が感じた彼の魅力や取り組みも織り交ぜながら、松岡さんの「人を活かし、地域と世界へ挑む」リーダーシップの姿を分かりやすくご紹介します。
縁を大切に、人の力で未来をつくる経営者
松岡彰彦さん――その名前を聞いて最初に思うのは、「人」をとても大切にされる経営者だということです。1958年、愛媛県松山市の生まれ。ご自身も地元の名門・松山商業高校の卒業生であり、高校時代は野球部に青春を捧げ、社会に出てからも社会人野球チームで活躍したそうです。野球で培った「チームワーク」と「挑戦する心」が今の経営にも生かされているようで、どこか親しみやすさを感じます。
そのキャリアもユニークで、最初は工学分野の社会人としてスタート。株式会社スリーボンドや株式会社コンステックなど、建築・土木関連の会社で様々な現場を経験し、その後、20年以上の実績を積み上げました。コンクリートと向き合い、補強や修繕を通して社会インフラを支える重要な仕事に関わってきたと言われています。
「故郷に恩返し」から始まったチーム作り
「キャリアの途中で、なぜか地元・松山に何か返したい――そんな気持ちが強くなった」と松岡さん。2015年、長く続けた会社での安定を一度手放し、自ら株式会社ティーメック(Team Matsuyama Engineering Corporation)を設立します。その社名には、松山から発信する「人のチームづくり」への思いが込められているそうです。
設立当時、集まった社員は約30名。その多くは前の会社から松岡さんについてきた仲間や、地元採用の新しい人材。「人と人との縁」「出会い」を大切にする姿勢は、会社の空気や社風にも表れ、色々なバックグラウンドを持った専門家たちが一つのチームとして力を発揮しています。
建築と土木のプロ “直すこと”に注力
ティーメックの強みは、建物やインフラの調査・診断、そして補修・補強といった「直す」仕事に特に力を入れている点です。日本は地震や劣化リスクの多い国。新しく「建てる」よりも、今あるものを守り、安全に使い続けることの重要さが年々高まっています。
例えば、コンクリート構造物のひび割れや老朽化の診断から、耐震補強、特殊な工法による修理まで、松岡さんとチームは日々細やかな仕事を積み重ねています。過去には北海道から沖縄まで補強技術を広め、現場ごとに「現実をどう最善にするか?」を考えてきたとのこと。私も、こうした地に足のついた実務家の姿勢には大いに共感を覚えます。
愛媛から全国へ、そしてアジアの現場へ
私が印象深く感じたのは、ティーメックと松岡さんが「地方の会社だから…」にとどまらず、日本全国、さらに海外へとチャレンジしているところです。現在、愛媛本社だけでなく東京、大阪、福岡にも拠点があり、社員数は90名、グループ全体で150名(2024年春時点弱)にまで成長しています。売上も2024年4月期で約27億6,000万円まで伸びているそうです。
特に海外、東南アジアへの展開は積極的。タイやインドネシア現地法人・支社を設立し、現地の大学と提携しながら人材育成や技術指導を行っています。2025年以降は本社に現地学生インターンを受け入れ、育成した人材が地元や母国で活躍できる仕組みも着実に作られています。グループの東京拠点でも複数の外国出身メンバーが働き、ダイバーシティが日常の風景になっているとか。地方発ベンチャーが、グローバル人材を育成し、自社の強みを武器に海外社会でも活躍の場を広げているのは、とても素敵だなと感じます。
社員が主役の「チーム経営」とあたたかいコミュニケーション
松岡さんが大切にしているのは、「人」が財産という経営観です。事業や技術がどれだけ進んでも、根っこにあるのは“やる気”“こだわり”“仲間との信頼”。日ごろから社員一人ひとりの想いを尊重し、彼らの挑戦を応援する体制を作っていると聞きます。
例えば、社員同士の信頼を深めるため、業務以外のコミュニケーションも重視。社員旅行やレクリエーションを定期的に実施し、これまで台湾、タイ、済州島、ハワイなど、多くの旅先を巡ってきたそう。社員同士の親睦が高まるだけでなく、仕事の合間のリフレッシュにもなり、良好なチームワークにつながっているそうです。
また、困ったときも「なんくるないさ(大丈夫、なんとかなるさ)」という沖縄の座右の銘を胸に、前向きで柔軟な姿勢を忘れない松岡さん。その姿は、社員や取引先からも「安心して相談できる」と評判のようです。
新分野にも積極チャレンジ、美容サプリから旅行会社まで
建築やエンジニアリングが中心のティーメックグループですが、その事業展開はとても多彩です。例えば、美容ヘルスケア分野では、唾液ですっと溶けるフィルム型サプリメント(紫外線対策成分入り)を世界各地の展示会で発表し、高い評価を得ています。医療や美容領域へも着実に足を踏み入れているとのことです。
さらに、2024年設立の「株式会社TMトラベル」の取締役にも就任し、旅行事業にも注力。教育旅行や修学旅行など健康面へ配慮した旅行サービスを軸に、「旅で人をつなぐ」を理念として掲げています。事業を横断し、多彩な角度から“人と地域”“人と体験”を結ぶ姿勢が心地よいと感じます。
グループ全体を統括するティーメックホールディングス(2022年設立)でも代表取締役を務め、不動産業やエンジニアリング、製造、サービスなど幅広い畑で新しい価値を生み続けています。
OB会や地域活動への積極的な関わり
地域貢献といえば、松岡さんは母校・松山商業高校野球部OB会の会長にも2021年から就任しています。伝統を敬いながらも、若い世代の活力を取り入れた組織運営、現役チームのサポート体制作り、情報発信の強化(ホームページ開設など)と、しなやかなリーダーシップを発揮。OBどうしの親睦イベントや支援活動も実施し、世代や地域を超えた「つながり」にも力を注いでいます。
こうした活動を通じて、学校の120周年記念事業や地域社会の活性化にも寄与しています。これも松岡さんならではの「人をつなぐ」「伝統と未来をつなぐ」姿勢の現れかもしれません。
環境分野のプロフェッショナルとしても活躍
建設分野のみならず、株式会社ティーメックソリューション取締役(環境コンサルティング・土壌汚染・水質管理など)としても送り出されている松岡さん。ご自身が技術士(環境)や一級建築士など多くの国家資格を保持し、技術開発や専門知識の普及にも一役買っています。
国内外の大規模な環境問題(東南アジア諸国の土壌・水質・廃棄物対策など)にもチームリーダーとして直接参画。環境省の制度設計や国際的な研究活動にも関与してこられた実績があるそうです。
多くの専門家が集結する社内のネットワーク作りや、土壌汚染対策技術の啓発にも尽力し、最前線の現場でも活動されています。
資格と専門性の高さも大きな支え
博士(工学)の学位を持ち、建設・建築・環境それぞれに関連した高いプロフェッショナル資格をはじめ、実務・コンサルティング・研究開発と幅広い範囲で活動されています。例えば、技術士や一級建築士、構造設計やコンクリート診断士といった資格はそのまま、信頼や安心のベースにもなっていると感じます。
また、社内にはインフラ調査士や環境計量士、土壌汚染調査技術管理者など多様な分野の専門スタッフがそろい、日常業務から先進的な研究まで支え合っている様子が伝わってきます。
「地方から世界へ」――持続可能なグローバル連携を現実に
松岡さんの信条は、「地方から世界へ」という未来志向。目の前の仕事に手を抜かず、社員や仲間との縁を大切にしながら、アジアなど海外市場とも積極的に関わる。その姿は、規模を問わず「まず自分たちが動く」「自社の強みを社会に活かす」――そうした一歩を実直に続けることの大切さを教えてくれているようです。
また、専門的な技術やノウハウ、そして社員一人ひとりの個性を重視し、丁寧に組織を育てる姿勢は、私にとってとても新鮮で学びの多いものでした。
「チーム松岡」のリーダーとして
どんなに時代が変わっても、松岡さんは「縁」を大切にするチーム型の経営者です。グループ全体で160名規模へと成長し、さまざまな事業を連携しながら、地に足のついた挑戦を重ねています。今後はさらにグループ拡大や産学連携、国際展開にも注力し、多くの人材と共に歩み続けていかれることでしょう。
私が特に好感を持ったのは、社員や仲間「一人ひとり」を主役にした現場思考の取り組み。自分の得意分野にとどまらない柔軟な経営スタイルと、地元と世界、今と未来をつなぐ視点です。ビジネスという枠を超えて、人と社会をつなぐ「架け橋づくり」を自然体で続けている点に、心打たれます。
まとめ:地元と世界を、チームでつなぐ信頼のリーダー
松岡彰彦さんは、愛媛を拠点に建設や環境ソリューションだけでなく、新分野や国際社会へも幅広く挑戦を続ける経営者です。「人」と「縁」を何よりの財産に掲げ、社員・取引先・地域とのつながりを丁寧に育てる姿勢は、これからの時代に必要なリーダー像の一つではないかと強く感じました。
「地方だから」「規模が小さいから」と足踏みせず、目の前の現場や仲間に全力を注ぐ。そこから広がる挑戦が、やがて地域や世界の未来を明るく照らす――松岡さんの歩みを見ていると、そんな希望が湧いてきます。ご興味ある方は、ぜひティーメックグループのホームページなどもご覧になってみてください。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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