※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
――経営者には華々しさやダイナミックな突破力ばかりが求められる、そんなイメージはありませんか?しかし、多くの人にとって最も身近で大切なのは、「変化の時代に静かに着実に、地域や社員とともに成長していく」誠実なリーダーです。「専門性が多様化し、市場の動きも激しい今、どんな考え方で組織を前に進めていくのが良いのだろう?」「地域と企業の両方を幸せにする経営って?」そう悩む方に、本記事で紹介したい人物がいます。
今回は、富山と東京を拠点に社会インフラ事業や新たなエネルギーへの取り組みで着実な歩みを続ける経営者――市森友明氏をご紹介します。その「堅実さ」と「人への想い」は、これからの経営やリーダー像を考えるヒントになるはず。彼の経営観や日々の実践を、私自身の感想も交えつつ掘り下げていきます。
地域とともに歩む──富山発“まちづくり”リーダーの素顔
市森友明氏は1968年、富山県出身。地元を大切にしながらも、活動の幅は国内外へと広げ、社会インフラの計画や建設コンサルタント事業を中心に活躍してきた経営者です。現在はNiX JAPANグループ株式会社およびNiX JAPAN株式会社(旧:新日本コンサルタント)の代表取締役社長として、東京と富山を軸にグループ全体の成長を牽引しています。
彼の仕事は、堅実な「社会を支える事業づくり」。日々の業務や判断の積み重ねを大切にされている様子が、会社やブログからも感じられます。たとえば、自身のAmebaブログでは「新卒社員の未来を託す」「エネルギーの新しいかたちへの挑戦」など、現場の話・人づくり・地域課題に対するリアルな視点も頻繁に発信されています。
実際に、富山市や北陸地方に根ざして、建設コンサルや都市インフラ、そして再生可能エネルギーといった広い分野を展開。メガソーラーや小水力発電といった新エネルギーの導入支援にも力を注ぎ、地域社会と一緒に未来を形づくることを目標にされています。
私は市森氏の活動を調べる中で、派手さよりも「一歩一歩を大切にする誠実な経営」が、地域社会や従業員から信頼されている理由じゃないかと感じました。地元との対話や、社員一人ひとりの育成にも熱意を注ぎ続けている点に、温かさを覚えます。
現場経験と研鑽で磨いた「両利き」の経営観
市森友明氏のもう一つの特徴は、技術分野と経営の両方を深く極めていることです。京都大学工学部を卒業し、建設部門・総合技術監理部門の国家資格を持つ一方、社会人として再び京都大学大学院経営管理大学院に進学し、博士(経営科学)の学位も取得。実務経験とアカデミックな研究、双方をじっくり積み重ねてきた堅実さがあります。
新聞記事や学会からも、「学び直し」を続けるリーダーとして取材されています。自社グループの経営にも、学術で得た知見や実体験を柔軟に組み合わせて導入。バブル経済崩壊後の教訓や企業変革の研究など、現代の不確実な時代にも常に準備を怠らない姿勢には、年齢やポジションを問わず、見習いたい点が多いと感じます。
例えばバブル崩壊後の効率化や、厳しい市場変化の中での企業体質強化。市森氏は「拡張性」「多様性」という言葉を大事にし、グループ会社の多様な連携や、DXへの取り組み、社員や事業の“交配”による新しい価値の創出にも注力されています。これは、現場で積んだ実績と、経営の理論的な学びをバランスよく活かしている結果といえるでしょう。
富山から全国・海外へ──枠を超えて広がる挑戦
NiX JAPANグループは、もともとは建設コンサルタントが中心の会社でしたが、市森氏の経営になってから、エネルギー、デジタル技術、さらには国際インフラ事業へと事業が拡大。再生可能エネルギーの分野では、アジア各国の現地法人を通じて、水力発電やメガソーラーなど多様な実践を行っています。
たとえばインドネシアやシンガポールでの再エネ事業支援といった国境を越えた活動や、東京都と地元富山の両軸で都市や地域課題に向き合う姿勢は、まさに“地元発・全国区”と感じさせます。こうした広がりが、会社全体や関係する地域に新しい風をもたらしています。
私から見ても、富山という地方を本拠地にしながら、都心・海外へと広げていく姿勢は、「いまの時代のリーダー像」の一つの形だと感じました。小さな都市でも、志とつながりがあれば、大きな変化の起点になれるんだと勇気づけられます。
現場目線を大切に、社員の「人づくり」も重視
市森氏の発信や会社の取組で強く感じるのは、ともに働く「人」にスポットをあてていることです。社員育成についての考えや、働きやすさ・健康経営・エコ通勤といった暮らしも大事にした環境づくりが多く紹介されています。建設業界の印象とは裏腹に、現場で汗を流す一人ひとりの社員の成長と働きがいを本気で大切にしているのが伝わってきました。
ブログには日常のちょっとした気づきや、社員を褒める場面もよく見られます。新卒社員への期待、現場スタッフのアイデアへの感動など、温かく親しみやすい言葉でつづられていて、「この会社で成長したい」と思う社員が多いのでは、と想像します。大きな企業も、根っこにこうした“人”の想いがあるからこそ、地道な強さを発揮できるのかもしれません。
私自身も、会社規模の大小に関わらず「人」を大事にした経営にこそ、これからの企業のヒントがあると思います。市森氏の姿勢は、そうした流れを示してくれているように感じます。
社会のために、企業としてできることを真面目に積み重ねて
近年注目されている「サステナビリティ」(持続可能性)や「健康経営」についても、市森氏は一足早く実践を重ねています。環境に配慮した事業運営や通勤方法の選択、社員の体と心の健康への配慮、地域社会やインフラの安全性向上への使命感など、地道に社会的責任を意識した活動が数多くみられます。
また、「社会を築く・デザインを実装する」という企業ミッションを掲げ、建設・エネルギー・情報・福祉など多角的な取り組みを推進。さまざまな専門会社がグループ内に入り、異なる知見や人材が交わる柔軟な組織体制もつくっています。お互いの良さを引き出し合うことで、一つの会社だけではできない広がりも実現しています。
リーダーの「学び直し」に光を当てるモデル
市森氏のキャリアで大きな特徴は、社会人となってからの「学び直し」に果敢に挑戦した点です。京都大学大学院での博士課程修了は、新聞や大学の公式サイトでも紹介され、地元や業界内で話題になりました。
この“リカレント教育”は、今多くの社会人が気になる言葉であり、「今の業務で精一杯だけど、もう一度学び直したい」と思う人には勇気を与えてくれる存在だと思います。「知の欲求を持ち続ける経営者」としての市森氏の事例は、私も大変刺激を受けました。自分自身をアップデートし続ける大切さを、静かな行動で教えてくれます。
おわりに——一貫した誠実さと、変化を受け入れるしなやかさ
市森友明氏の仕事や発信を知れば知るほど、「誠実さ」と「時代の変化への柔軟な対応力」が際立つ方だと感じます。大きな言葉や誇張よりも、日々の現場・地域・社員への視線を一番大事にする姿勢には、憧れすら覚えます。
昨今は目立つ成績や話題ばかりが評価されがちな風潮もありますが、地元に根差し、着実な積み重ねでもって経営を続ける市森氏のようなリーダーこそ、これからの時代に最も必要とされる存在ではないでしょうか。
私も地域や周囲の人に貢献できる仕事の仕方にチャレンジしたい、と改めて感じました。読者の皆さんにも、ぜひ市森友明氏の「一貫した姿勢」をご自身のヒントとしていただけたらと思います。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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