池下潤は誰だ?建築設計グループの成長を支える実践型リーダー~私の経営者名鑑が徹底紹介

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※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

建設・設計業界の急激な変化。その現場で今なにが起きている?

「働き方改革」「デジタル化」「人材不足」——。今、日本の建設・設計業界は時代のうねりの中にあります。従来のやり方では限界が見え始める一方、現場では高品質なサービスが当然のように求められる時代。そんな大変化の時代に、「人を大事にする」ことを核としながら技術面・組織面で着実に成長している経営者がいます。
この記事では、株式会社池下設計・池下ホールディングス株式会社の代表取締役社長として活躍する池下潤さんをご紹介します。業界に詳しくない方にも分かりやすく、その業績やお人柄・取り組みをお伝えします。

50年以上に渡る歴史を背景に。会社経営を担う池下潤さんの横顔

池下潤さんは、建築図面の作成や設計支援を柱とする「株式会社池下設計」の代表取締役社長です。東京都中野区のハーモニータワー11階に本社を構え、全国に事業所を展開しています。この会社の特徴は、現場で実際に使われる「施工図」や「生産設計」(建物の完成に直結する詳細な図面作り)に強みを持っているところ。その背景には、1973年創業以来積み重ねてきた実直な技術力があります。

池下潤さんは2011年に社長に就任。その後まもなく、経済の停滞や建設業界への逆風、震災など厳しい状況が続きました。しかし「人を大事にする」という理念を旗印に、社員一人一人に寄り添いながら、組織と事業の土台を着実に築き直してきた人物です。

なぜ、ここまで「人」にこだわるのか。背景には、長年にわたり支えてくれた現場の技術者や社員の力があるという強い思いがあるとのこと。この、「会社の財産は人」とする考えが、全社的な制度や日ごろのコミュニケーション、さらには企業文化にも深く根付いています。私はこの“現場重視”の姿勢にとても共感しています。

具体例に見る「人を大事にする」会社づくりの取り組み

池下潤さんの経営方針を象徴するのが「働き方改革」の具体策です。例えば、社員から直接社長に意見を届けられる“社長への直接提案制度”を導入。階層関係なく現場の声がトップに届く仕組みで、大小問わず様々な意見や提案が経営に生かされています。

また、全社員にスマートフォンやタブレットを配布して社内用SNSを導入したり、クラウドシステムで情報共有を効率化するなど、デジタル活用にも積極的。これにより、拠点が離れていてもリアルタイムの情報交換ができ、社員同士の一体感が生まれているようです。

新入社員研修、階層ごとの専門研修、キャリアコンサルティングまで、教育には余念がありません。実際、社員の定着率は92%を超え、入社後も長く活躍する社員が多い点は特筆に値します。私自身、こういった「長く安心して働ける環境」を企業の魅力だと強く感じました。

「総合設計」への進化を現場から。挑戦し続ける経営戦略

池下潤さんのもう一つの特徴は、時代の変化をタイムリーに捉えた事業のシフトです。最初は「施工図専門」からスタートした池下設計ですが、池下さんはM&A(合併・買収)を駆使して「構造設計」「設備設計」分野にまで領域を広げてきました。

自らM&A案件の情報を集め、親和性の高い設計会社や設備会社との統合を推進。例えば2019年には設備設計の老舗「蒼設備設計」をグループ化、2022年にはBIM(ビム:3次元デジタル設計)の専門会社「池下BIM設備」も立ち上げるなど、技術の多様化と組織の拡大に積極的です。

2023年から24年にかけては、構造や意匠設計に強い設計事務所も次々グループ入り。グループ全体で従業員は800人を超え、売上高も約70億円と成長しています。全国主要都市に拠点を持つほか、多角的なプロジェクトに対応できる体制が整っています。

こうした事業再編によって「総合設計」を掲げられるようになり、「ジブリパーク 大倉庫」や「サンガスタジアム」など、話題の建築プロジェクトにも携わっています。「設計の上流から下流までワンストップで手がける体制」は今後ますます社会から求められる形だと、多くの業界関係者が注目しているそうです。

時代のニーズを受け止める堅実なDX推進

今やどんな業界もデジタル化・ICT化が不可欠ですが、池下潤さんは「流行」ではなく「実用」にこだわっている点も印象的です。社員のためにタブレットを配布して業務効率化を図ったり、社内SNSでプロジェクト情報を流通させたりと、現場起点のデジタル施策が多いのが特徴。

また、設計現場のノウハウをデータベース化した独自のラーニングシステムを開発し、社外にも提供しています。このノウハウの共有と継承を重視する姿勢には、彼の「長期的な人材育成」への想いが表れています。

たっぷりと時間をかけた準備の上でBIM技術も導入。従来の図面作成にとどまらず、3Dモデルを用いた設計プロセス改善にも注力しています。「新しいこと」をあくまで現場の仕事にしっかりと根づかせる堅実さと、先を見据えた経営判断力は、私が企業を選ぶ基準としても、とても尊重したいポイントです。

公共性・社会貢献を意識した会社方針

池下設計の取引先は国や県、市の官公庁、大学、研究機関をはじめ、大手建設会社・設計会社・設備会社など多岐に渡ります。それだけではなく、労働環境やダイバーシティにも積極的。

たとえば、男性の育児休業取得率66.7%、女性は100%。職種を超えて様々な働き方を用意し、今後ますます女性や多様な人材が活躍できる体制も考えているそうです。プライバシーマーク取得や各種業界団体への加盟など、会社の信用や社会的責任にもきめ細かく配慮している点が印象的でした。

実際、「社長としてだけでなく地域防犯活動にも尽力していた」というエピソードも紹介されています。地域社会とのつながりを大事に、社会へ恩返しする姿勢は“現場第一主義”と共通していて、経営理念と実践力の一致を感じます。

「会社の未来は人材育成にあり」一貫した教育投資と組織づくり

個人的に特に心惹かれたのが、池下潤さんが経営方針の柱に“人材育成”を据えていること。自社で独自のラーニングシステムを作り、業界未経験者でも時間をかけて一人前に育て上げる風土があります。

実際、建築・設計業界では専門知識や経験が必要とされますが、新卒者やキャリアチェンジ組にも広く門戸を開いているため、「長い目で社員に寄り添い、キャリアを共に考える」風通しの良い会社風土があることを知りました。

また、管理職やベテランの評価・登用、年功序列の見直しなどについても、「一人ひとりの能力・人生設計に合わせて寄り添える体制づくり」に継続して取り組んでいるそうです。「定着率92%超」の実績や、新卒採用50名規模の積極姿勢は、組織の健康度と社長の人柄を物語っているように感じます。

一歩一歩、現場の実感とともに歩みを進める姿勢

池下潤さんの「現場・社員」を軸にした経営術は、厳しい環境下でもじっくり成果を出そうとする堅実なスタイルが社風全体に行き渡っているように思います。「社長として遠くから俯瞰するだけでなく、社員の声や悩みに耳を傾け、制度や組織にじっくり反映していく」。このような温かみと緻密さを併せ持った経営姿勢は、今後の時代にこそ求められると感じました。

また、業績のV字回復からグループ化による拡大、そしてICT活用やM&A推進まで、一見派手さはないものの、着実に企業の信頼と成長を積み重ねる姿には安心感があります。技術力と組織、一人一人の成長を支える枠組み。まさに「みんなでつくる会社」に向けた理想的なあり方だと思います。

まとめ:未来へのまなざしと温かな現場視点

以上、池下潤さんの歩みや経営スタンスについて紹介してきました。私は、派手なパフォーマンスや流行りの言葉に踊らされず、現場・社員・技術を着実に大切にし続けてきた点をとても評価しています。これからも建設・設計業界の現場を地道に支え、日本全国で「住まい」「学び」「働き」の場をカタチにしてゆく頼れる存在といえるでしょう。

建築設計という、生活や社会と深く関わる“ものづくり”の現場。その最前線で、社員や仲間を支えながら堅実に歩みを進める池下潤さん。今後も、働く人の声や時代の変化に真摯に向き合いながら、成長と持続性の両立を目指していかれることを、私自身も期待しています。

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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