※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
名前を出して仕事をしていると、知らない誰かに、根拠のないことを書かれることがあります。
経営者や個人事業主にとっても、他人事ではありません。
今回は少し趣向を変えて、名前で検索される「顔の見える仕事」の代表、芸能人の評判について考えてみます。
取り上げるのは、乃木坂46の弓木奈於さん。
弓木さんの評判とネットの噂を一つずつ確かめた記事を読みました。

弓木奈於さんの名前に並ぶ「ゴリラ」「顔こわい」という言葉
「弓木奈於」と検索すると、検索の候補や関連する検索に、「ゴリラ」「顔こわい」といった言葉が並びます。
正直、本人が見たら傷つくだろうな、と思う言葉です。
記事によると、こうした言葉を書いた報道は、一つも見つからなかったそうです。
では、どこから出てきたのか。
「ゴリラ」は、バラエティの企画のお題だった
「ゴリラ」については、はっきりした出どころがありました。
2023年5月の『乃木坂工事中』で、弓木さんはバナナマンの日村勇紀さんとものまね対決をしていて、そのお題が「ゴリラ」だったのです。
ドラミングをしながらスタジオを駆け回り、「(自分を)捨てました」と話した、と報じられています(ガジェット通信、2023年5月)。
ネットには「振り切りっぷりは見てて気持ちがいい」「バラエティ適正能力高くて最高」という声が上がったそうです。
つまり、もとは体を張った芸への称賛。
それが、いつの間にか言葉だけが切り取られて、悪口のように並んでいる。
「顔こわい」は、真顔の一瞬の切り取り
「顔こわい」も、報道では見つかりませんでした。
本人は、反省していると「本番中のふとした瞬間に表情に出てしまう」と話しています(リアルサウンド、2024年12月)。
写真集のインタビューでは、「緊張すると細部に力が入りがち」とも話していました(ORICON NEWS)。
笑いの多い番組で、ふと真顔になる瞬間。
そこだけを切り取れば、こわく見えることもあるのでしょう。
ちなみに、2期生の鈴木絢音さんは、弓木さんの顔を「お顔がキレイな左右対称」と評しています(現代ビジネス、2023年3月)。
アンチの声は、人気の裏返しなのか
ここで、少し引いて考えてみます。
All Aboutが2024年5月に調べた「乃木坂46の現役メンバーの検索数ランキング」で、弓木さんは同率3位でした。
テレビに出て、名前が知られる。
名前が知られると、検索される回数が増える。
検索される回数が増えると、好意的な検索も、心ない検索も、一緒に増えていく。
検索の候補に並ぶのは、事実ではなく、検索された回数です。
その意味で、「ゴリラ」「顔こわい」と言うアンチの声が目立つのは、弓木さんがそれだけ見られている、ということの裏返しでもあります。
ただし、人気の裏返しだからといって、根拠のない悪口が許されるわけではありません。
「ゴリラ」の放送回を、もう少し詳しく
「弓木奈於 ゴリラ」の出どころになった放送回を、もう少し詳しく見てみます。
2023年5月7日放送の『乃木坂工事中』第410回は、「スピードクイーン決定戦」の前編でした。
ものまね対決で、弓木さんはバナナマンの日村勇紀さんと対戦し、お題が「ゴリラ」。
設楽統さんのカウントダウンのあと、ドラミングをしながらスタジオを駆け回り、「クリア」と認められています。
弓木さんは「ここは瞬発力と振り切るのが大事かなと思って、(自分を)捨てました」と話しました(ガジェット通信、2023年5月)。
つまり「ゴリラ」は、本人の顔立ちを指した言葉ではなく、番組の企画で、全力で演じたものまねのお題です。

「顔こわい」の裏にある、反省しがちな性格
「弓木奈於 顔こわい」という検索も、表情の一瞬を切り取ったものだと考えられます。
本人はインタビューで、「私は結構反省しい」で、それが「本番中のふとした瞬間に表情に出てしまう」と話しています(リアルサウンド、2024年12月)。
『乃木坂工事中』の収録の後は、一人で「反省パレード」をしているそうです(ORICON NEWS)。
笑いを取ったあとで、ふと反省が顔に出る。
その一瞬を見て「こわい」と感じる人がいても、それは真剣さの裏返しです。
「弓木奈於 嫌い」という検索について
検索の候補には、「嫌い」という言葉が並ぶこともあります。
ただ、これも出どころのはっきりした報道は見つかりませんでした。
人気のあるアイドルほど、「好き」と一緒に「嫌い」も検索されます。
検索の候補は、好意も悪意も区別せず、検索された回数だけで並ぶからです。
「弓木奈於 嫌い」という言葉があることは、弓木さんが嫌われている証拠ではなく、それだけ多くの人に知られている証拠だと考えたほうが、実態に近いと思います。
アンチの声が生まれやすい構造
名前で仕事をする人に、アンチの声が集まりやすいのには、いくつかの理由があります。
- 露出が増えるほど、目にする人の数が増える
- グループの中で目立つ人ほど、ほかのメンバーと比べられる
- 番組の一場面が、前後の流れを切り離して広まる
弓木さんの場合、どれにも当てはまります。
バラエティで前に出る役割を担い、出演のたびに話題になり、切り取られた一言がSNSで広がる。
アンチの声は、この活躍の副産物とも言えます。
名前で仕事をする人が学べること
弓木さんのケースは、名前で仕事をする経営者や個人事業主にも、通じるものがあります。
- 名前が知られるほど、根拠のないことも書かれやすくなる
- 書かれたことの多くは、出どころをたどると、匿名の書き込みや、文脈から切り取られた一場面
- 出どころのはっきりした情報(公式の発表、報道、実績)を積み重ねておくことが、何よりの備えになる
弓木さんの場合、出どころのはっきりした情報からは、番組に呼ばれ続け、選抜に入り続け、共演者から評価されている姿が見えてきます。
噂より、積み重ねた実績のほうが、ずっと雄弁です。
弓木奈於さんの評判を形づくる、確かな実績
アンチの声と並べて、確かな実績も見ておきます。
- 2020年2月:乃木坂46の4期生として配属
- 2022年8月:30thシングルで初めて選抜入り
- 2023年10月〜12月:『ラヴィット!』の「ラヴィット!ファミリー」金曜担当
- 2024年7月:1st写真集『天使だったのか』を発売
- 2025年1月:ドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』に出演
- 2026年7月:42ndシングル『是非に及ばず』で選抜入り
どれも、公式の発表や報道で確かめられる事実です。
「ゴリラ」「顔こわい」「嫌い」といった検索の候補は、この実績の横に並べてみると、ずいぶん軽く見えてきます。
名前で検索される経営者が、今日からできること
最後に、名前で仕事をする経営者や個人事業主の方が、今日からできることを挙げておきます。
- 自分の名前で検索して、何が出てくるかを定期的に確かめる
- 実績や活動の記録を、出どころのはっきりした形で残しておく
- 根拠のない書き込みに、感情的に反応しない
弓木さんの場合も、ネットの声より、積み重ねた実績が評判を形づくっています。
名前で仕事をする人にとって、何より頼りになるのは、出どころのはっきりした事実の積み重ねです。
編集後記
「ゴリラ」も「顔こわい」も、もとをたどれば、全力でバラエティに向き合った一場面でした。
名前で検索される人の評判は、検索候補ではなく、その人が積み重ねてきたものを見て判断したい。
改めて、そう感じました。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
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