※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
「日本社会のインフラや組織運営、その縁の下の力持ちとなるような優れた技術者やリーダーって、どんな人物なのだろう?」
社会基盤や組織のデジタル化に関わるリーダーの姿――そう聞くと、一見どこか遠い存在に思えるかもしれません。「誰が、どんな想いで、橋や線路の安全性を陰で支え、私たちの当たり前の日常を守っているのか?」。あるいは、「今どきの組織にはデジタル対応が不可欠だけれど、具体的な現場の工夫や努力ってどんなものなんだろう?」。
本記事では、そんな素朴な疑問や悩みにヒントをくれる存在、「舘山勝(たてやま・まさる)」さんの人物像に迫ってみたいと思います。
私自身、実際に彼の活動や発言、論文などを調べてみて、「社会を静かに支える人」という言葉がこれほど似合う方はそう多くないのでは…と感じずにはいられませんでした。難しい理論や華やかな演出ではなく、徹底して現場や人々に寄り添う“人間らしさ”と“誠実な仕事ぶり”が、何よりの魅力です。
もし今、「首から提げる名札の裏側にどんな思いが詰まっているのか知りたい」「次世代に残していくべき日本の『誠実な技術者像』ってどんな人?」と少しでも感じている方がいれば、ぜひ最後までお読みください。
専門性と現場感覚、その両方を地道に磨く――舘山勝という人物像
舘山勝さんは、日本の社会基盤をはじめとしたさまざまな分野で着実に実績を積み上げてきた技術者・リーダーです。現在は主に、鉄道総合技術研究所での技術開発や、八戸工業高等専門学校同窓会「北辰会」の会長としての組織運営に取り組まれています。
まず印象的なのは、その歩みが決して派手ではないけれど、一つひとつの課題と正面から向き合い続けている点です。例えば、鉄道インフラでいうと、駅や路線の“足元”を担う重要な構造物――古くなった橋や擁壁(ようへき)など、普段私たちが大きく意識しない場所の安全性や耐震性能向上に長年向き合っています。
私が資料を読み進めながら「この人がいなければ、私たちの毎日の『移動』への安心感は、今ほど当たり前じゃなかったのでは?」と感じた理由がそこにあります。さらに組織運営という視点でも、デジタル化や会員サービス向上など、現場に根差した細やかな目配りを惜しみません。
鉄道を守る、縁の下の土木・構造技術者としての顔
舘山勝さんの代表的な活動のひとつが「鉄道インフラの長寿命化と補強技術の研究」。
特に、鉄道総合技術研究所(鉄道総研)で取り組んできたのは――古くなった鉄の橋梁(橋)や擁壁(線路沿いの土を支える壁)の「より長く・安全に使い続けられるための補修・補強」です。
想像しやすいのは、毎日何千人・何万人もの人が乗る鉄道の下を支える構造物の数々。これらがもし弱くなっていたら、大きな事故や災害時の危険に直結します。しかし、全てを「新品」に取り換えるなど現実的ではない――そんな矛盾に答えを出そうと、舘山さんは現場実験や理論考察、実際の施工現場での検証に真摯に取り組まれています。
たとえば、古い鋼製橋梁を今の基準に合うよう補強するための構造変更や、壁の剛性(硬さ・曲がりにくさ)に着目した新たな補強土工法の研究。
こうした地道な技術開発があるからこそ、鉄道網の安全性は守られ、しかも巨額なコストをかけずに維持管理ができるのです。
実際に橋梁の補強技術は、「RRR」誌などで論文としてまとめられ、現場の第一線で日々使われています。
私自身、「こんなふうに一見地味で気づかれにくい部分を支える人の存在があること」に、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。
派手なニュースにはなりにくい仕事かもしれませんが、「日本の鉄道は安全だ」と胸を張れる理由の一つは、こうした技術者による飽くなき努力の積み重ねに他なりません。
組織のデジタル化を着実に推進するリーダーシップ
もうひとつ、同じくらい魅力的なのが、「人のつながりを大事にしたデジタル化」という舘山勝さんの顔です。
八戸工業高等専門学校同窓会「北辰会」の会長として、舘山さんは組織運営のデジタル化(DX化)を積極的に推し進めています。
例えば会費納入のオンライン決済、会員専用マイページや名簿のデジタル管理、ホームページを使ったコミュニケーション活性化など、工学系の強みを活かして「時代とともに変化していく同窓会」を実現しています。
この取り組みで特筆すべきは、「デジタルだから距離が遠くなる」のではなく、「より手軽に、密に、皆がつながれる」場を目指している点です。
オンライン会費決済だけでも納入者数が大きく増え、紙からウェブへの移行による業務効率化、コスト削減も着実に成果につながっています。
私がこの活動を知って感じたのは、「デジタル化=冷たい無機質なもの」ではなく、「一人一人の思いやつながりをきちんと温かく伝えるための道具」なんだと体現されている点。舘山さんのリーダーシップの下で、世代を超えて支え合う仕組みが生まれていることに、とても好感が持てました。
学内外・若手への教育と社会貢献も大切に
活躍の舞台は、専門家集団や同窓会内にとどまりません。
舘山勝さんは、学生・若手技術者の育成や、地域との交流・社会貢献活動にも力を入れています。「研究して終わり」ではなく、「知識やノウハウが次世代へ伝わり、社会全体の力になる」ことを何より大事にされてきた様子が記録や証言から見えてきます。
現場の後進育成や、技術交流会への積極参加。
また、同窓会活動を通じて地域社会や各世代との連携を深め、新しい仕組みを分かりやすく伝える姿からは、「人の成長を支え、変わっていく社会に役立ちたい」という思いがひしひしと感じられます。
私も、「誰かの役に立つ仕事って何だろう?」と悩むことが時折ありますが、こうして目立たないところをコツコツ支え、後輩や仲間を導く姿はとても参考になりました。たとえ表舞台に立たずとも、その歩みは確かに多くの人の人生や社会全体に広がりを与えていると感じます。
温厚誠実、現場を大切に。――舘山勝の人柄
舘山勝さんのエピソードを調べていくうちに、多くの方が口にするのは「物腰が柔らかく、誠実」「協調性に優れ、現場をよく見ている」という人物像です。
「偉ぶらない」「現場の意見をしっかり聞いてくれる」「必ず約束を守る」
そんな声が、研究所内でも同窓会の仲間からも聞こえてきます。
一見、派手さはないかもしれません。しかし私は、「皆をつないで全体を確実に前へ進める――まさに『誠実な縁の下の力持ち』」という表現がぴったりだと感じました。
日本社会のさまざまな場所に、こんな“背中”を持つ人がいるからこそ、私たちは安心して暮らし、仕事をし、また学び続けることができるのだと思います。
社会の根っこを支える“現場型リーダー”から学ぶこと
最後に。
もしこの記事を読んで「自分もいつか、社会に貢献できる仕事をしたい」と感じている人がいれば、舘山さんの地に足のついた歩みはきっと参考になるはずです。
派手な舞台でスポットライトを浴びるわけではないかもしれません。でも「日々の着実な積み重ねこそが、多くの人の支えになる」――その姿勢は、どんな職業にも通じるヒントだと、私は強く実感しました。
鉄道の安全も、組織のつながりも、若い人への教育も――
どんな分野でも「まず現場をよく見る」「人の思いや足もとの課題を誠実に受け止める」ことの重要さ。舘山勝さんが後ろ姿で教えてくれているように思います。
今後も、ご自身の専門分野や組織運営での経験をもとに、より多くの人々や次の世代にその“現場型のリーダーシップ”が伝わっていくことを願わずにはいられません。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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