※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
インフラの裏側に光を当てる人――「縁の下の力持ち」を知りたいあなたに贈る一人の経営者の話
下水道、道路、橋。普段意識することはなくても、私たちの暮らしを根底から支えているものです。でも、こうしたインフラの設計や維持を手掛ける人たちのことを、どれほど知っているでしょうか?
「安全で快適な社会を陰で支え続ける仕事って、どんな人がやっているんだろう?」
「現代の技術者が日々どんな想いで地域社会と関わっているのか知りたい。」
この記事では、そんな素朴な疑問を抱く方のために、東京都練馬区の技術企業、株式会社ニチラボ代表取締役・湯元禎治(ゆもと・ていじ)さんをご紹介します。
現場への真摯な姿勢と、日々の業務を「研究室の技術者の気持ち」で捉えるこだわり。その人の横顔に迫ります。
下水道設計や先端技術導入…会社と地域の「橋渡し」
湯元禎治さんが代表を務める株式会社ニチラボは、2008年の設立以来、東京都練馬区・池袋といった地域に根差しながら下水道設計などの建設コンサルティング事業を展開しています。
スタッフ数は約25名(2024年12月時点)。オフィスは地元練馬区とビジネスの中心地・池袋、2か所に構えています。
私が「なるほど」と思ったのは、その事業内容の幅広さと、現場目線での工夫。例えば、ただ下水道を引くだけでなく、「施工リスクの軽減」や「3Dスキャンを用いた高精度な計画作成」といった、先端技術を積極的に活用している点です。
そして、現場の安全や効率アップ、地域住民の快適さをひたむきに考えている―それが湯元さんの経営の姿勢として滲み出ています。設計や調査の一つ一つを、“一人ひとりの暮らし”とつなげてくれている印象です。
社名に込めた「ひたむきな探求」への思い
ニチラボという社名は、「日々(nichi)の仕事を研究室(lab)の技術者の気持ちで取り組む」という思いから名付けられました。
これ、決して大げさではありません。
例えば現場では、ちょっとした施工ミスが大きなトラブルや長期間の工事延長につながってしまうことがあるそうです。そこで湯元さんたちは、事前に現場を3Dスキャンで計測したり、外部から流量をモニタリングする技術で効率的かつ安全な計画を作り込むことに尽力。
「毎回、研究者のように細かく仮説を立てて、結果を確かめていくのが私たちの仕事です」という湯元さんの言葉は、理科室からそのまま飛び出してきたような真面目さを感じます。
技術の進歩をただ受け身で取り入れるのではなく、「どの現場にも最適な解決法を見つけ出す」―そのために日々現場ごとにベストを尽くす、という姿勢が印象的です。
情報を守る、信頼を守る――経営者としての取り組み
インフラ工事には、住民の個人情報や重要な設計データなど、守るべき「情報」がたくさんあります。
湯元さんはこの分野でも徹底していて、2021年に自らの名で「情報セキュリティ基本方針」を打ち立てました。その中では、「経営者自らが先頭に立って情報管理に責任を持つ」「全スタッフがセキュリティについて学び、安全管理を徹底する」など具体的な宣言も明記されています。
この姿勢が、取引先や顧客企業、公共機関からの信頼につながっているというのも納得です。
情報漏えいなどへの不安が広がる中、「地道だけどきちんとやる」「信頼される技術屋でありたい」という湯元さんの意志に、私は強さと誠実さの両方を感じました。
都市の「地下」に目を向ける、社会とのダイレクトな関わり
下水道・インフラ設計は、普段目につかない分野ですが、街の安全や暮らしの質に直結しています。
例えば近年、集中豪雨や地震といった災害対策として、下水道の安全化や長寿命化が全国的な課題となっています。そうした中で、湯元さんの会社は「地域とダイレクトに向き合う現場力」を大切にし、行政や住民と協調しながら事業を行っています。
インフラ設備の課題に“気付き”、正直に向き合い、改善策を提案する。ニチラボが「公共インフラを支えるパートナー」として地元で支持されている理由も、こうした丁寧な仕事ぶりにあるのではないか、と私は感じます。
地元・地域に寄り添う姿勢と誠実な企業運営
日本各地では今、人口減少や老朽インフラの課題が叫ばれています。
こうした状況で「堅実な経営」を続け、「地域に根差した企業」として信頼を積み重ねているニチラボの姿は、小さな町工場や商店が元気だった頃の日本的な企業文化を思い出させてくれます。
主要取引先にみずほ銀行や巣鴨信用金庫といった地元密着型金融機関を持ち、情報公開や情報訂正の受付など、企業としての誠実さ・透明性も担保。
「常に最新・正確な情報を発信しつづける」という点でも、信頼される会社としての努力が感じられます。
業界団体への積極参加でスタッフ育成にも注力
湯元さんは、技術士会や土木学会、建設コンサルタンツ協会など、建設技術関連団体にも積極的に参加しています。
これにより業界の情報共有・最新動向にも敏感となり、自社のスタッフにも最新知識や技術習得の機会を提供しています。
こうした努力が会社全体の技術力・提案力向上につながり、長い目で見て地域社会の役に立ちつづける企業の基盤が作られているように感じます。
例として感じた「プロらしさ」と、現場を大切にする空気感
私自身、建設や土木といった分野については専門家ではありませんが、調査のなかで感じたのは「一つ一つの仕事に誇りを持つ人たちがいる」という安心感です。
たとえば、実際に現場調査で3Dスキャンを駆使し、施工ミスを未然に防ぐ事例や、流量調査に独自の工夫を凝らす様子など、「日々の積み重ね」を大切にする社風は、まさに湯元さんのリーダーシップから生まれたものだと思いました。
この「プロとしての探究心」は、派手さはありませんが、地域の暮らしに静かに貢献しつづける強さがある――そんな印象です。
これからの時代に注目したい「地域志向×技術者魂」
これから日本が直面するのは、老朽インフラの再建や災害対策、環境保全など多くの課題です。
そんな時代に、地域社会と誠実に向き合い、「技術者としての精神」を失わずに成長しつづける経営者――湯元禎治さんの存在は、静かながら確かな価値を感じさせてくれます。
私自身、今回の調査を通じて、「皆が普段気づかないところで、こんなにも地道に社会の安全を支えている人がいるんだ」という気付きを得ることができました。
今後も、湯元禎治さんと株式会社ニチラボが、東京の街と地域社会を下支えするパートナーとして活躍を続けることを期待したいと思います。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

コメント