高月邦夫は誰だ?海と未来をつなぐ企業経営者~私の経営者名鑑が徹底紹介

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

海や自然、その価値を守る企業や人々に興味はありませんか?けれど「どんな人が環境事業に取り組み、どう社会に関わっているのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。今回は、都心発の老舗企業を率いながら、海の生態系再生や地域を支える取り組みで注目を集める経営者――高月邦夫氏についてご紹介します。たくさんの現場を積み上げてきたこの社長のエピソードから、環境とビジネス、そして人の真摯な思いが交差する現代の経営者像がきっと伝わるはずです。

70歳を迎えても現役第一線――「東京久栄」社長・高月邦夫氏とは

東京都千代田区を拠点に、70年近い歴史を持つ建設・環境系企業「株式会社東京久栄(とうきょうきゅうえい)」。その代表取締役を務めるのが高月邦夫氏です。1953年創業の老舗企業でありながら、設立主旨にとどまらず時代や社会が求める新しい分野にも柔軟に対応している会社です。
高月氏は現在70歳(2024年時点)。長年にわたり、海や川、沿岸環境を中心にした事業を率い、東京久栄の「海洋環境エンジニアリング」「建設・コンサルティング」「環境保全」という多様な顔を、最前線で引っ張ってきました。

特に、東京久栄が取り組んできた「藻場(もば)の再生」は、海辺の生き物や海の環境にとって、とても大切な事業です。高月氏は「保全から創造へ」を会社のビジョンに掲げ、ただ壊れたものを直すだけではなく、より良くする・新たな価値を生み出すことを意識し続けていらっしゃいます。

社員や地域の声も届く――安心感のあるリーダーシップ

「東京久栄」は、社員数185名以上。業界では比較的大きな建設・環境事業会社として知られています。技術職員が多く、20代から60代まで多様な世代が活躍しています。
いろいろなインターネットの評判を拝見すると、「現場のやりがい」「チームワークの良さ」「福利厚生や育休制度への満足」など、現場を支える安心感のある会社像が伝わってきます。
また、高月氏は、社内外の方との対話もしっかり重視している様子。特に大手建設会社や地方自治体、他分野のパートナーとも連携し、社会的な課題の解決や地域活性化に結びつけている点が印象的です。

社員への資格取得サポートや、研究機関との連携、ノー残業デーの導入など、働きやすさと技術者育成への取り組みも積極的。チームで力を発揮しやすい文化が根ざしているようです。
個人的にも、「一世代上の経営者が若手や女性の働きやすさに目を配っている」というバランス感覚に驚かされました。

「藻場」の再生――CO2削減やサステナブル社会への歩み

高月氏が指揮する大きなプロジェクトの中でも、特に目を引くのが「藻場の再生」です。
藻場というのは、海藻や海草が茂る、いわば「海のゆりかご」のような場所。そこには魚や小さな生き物たちが集い、産卵・成長するゆたかな環境が広がっています。
近年は“磯焼け”などで日本各地の藻場が減ってしまい、海の生き物だけでなく、漁業や水質にも影響が出ているそうです。

東京久栄では、昭和50年代(1970年代後半)から藻場復元に関わり、消失した藻場を人工的に移植するなど、大きな実績を積み上げています。例えば、かつて大規模な埋め立てや空港造成で消えた沿岸の藻場を、ひとつひとつ調査し、藻や海草の移植を行い、海辺の環境再生を支えてきました。
その規模は、これまでに全国約183ヶ所で、合計53ヘクタールにも及ぶとされています。

具体的な例では、関西国際空港護岸の復元や、神奈川・横須賀市での「藻場造成実証研究」などがあり、他社や自治体、大学と連携しながら実証実験にも参画しています。
また、近年は海水温の上昇で起こる「磯焼け」への対応や、藻場再生を一歩進めて海藻・海草の「養殖」事業にも挑戦。地元漁業や地域経済のサポートも重視しています。

東京久栄の多角的な事業――技術力+社会貢献の両立へ

東京久栄はもともと、土木・建設分野の技術をベースに、「河川や港湾」「水資源の有効活用」など水にかかわる仕事を数多く手がけてきました。
現在も、沿岸インフラの調査や設計、施工から、建物・施設に関する業務(特定建設業許可あり)など、まさに地域づくりと密接に関わっています。

環境分野への進出も目覚ましく、「水質調査」「大気や騒音の評価」「動植物の生態調査」さらに近頃では、「ブルーカーボン」や「再生可能エネルギー発電所建設」にかかわるプロジェクトまで守備範囲を広げています。
会社としての強みは、「一貫したサービス提供」と「実証に基づいたデータ」。専門資格者や海洋関係の技術士28名といった、経験豊富なチームが構成されています。

例えば、藻場のCO2固定量(海草1ヘクタールで約4.9トン、昆布では約10トンのCO2吸収)も、「自然にまかせるのではなく、人が調査し、必要に応じて補うことで環境負荷や脱炭素社会にも貢献できる」と感じました。地道な取り組みが信頼される理由も、こういった積み重ねの中にあるのでしょう。

協業と最新技術活用――次世代型「地域密着」企業の姿

2026年からは、西松建設や岡部、神奈川県横須賀市と共に、海の藻場再生プロジェクトにも参加。「藻礁」と呼ばれる人工構造物で藻場を拡げ、「環境DNA調査」という最新手法を用いて効果を分析する計画です。
この事業は目視や現地調査だけでなく、最先端のラボ分析(海中の微生物や魚のDNA検出)も取り入れ、効果を正確に測る仕組み。こういった、他社・地方行政・研究機関・地域が一緒になって課題解決を目指すあり方は、これからの社会にとってとても将来性を感じます。

また、東京久栄は「助太刀」というデジタルサービスも積極的に活用。建設業界の人手不足を補うため、マッチングプラットフォームで多種多様な職人・工事会社と連携するなど、社会環境の変化にも柔軟に対応し続けています。

社員口コミや就活生の声――安心して働ける企業像

就職や転職を考える方、また学生の口コミも興味深いです。
東京久栄で働く人々のコメントには、「説明会が丁寧」「チームワーク重視」「上司への相談のしやすさ」など、働く人を思いやる文化がにじんでいます。
ワークライフバランスや福利厚生、資格取得支援、大学・研究機関とのプロジェクト連携など、「技術者として長く安心して働ける職場」という印象が目立ちます。

一方で、若手社員の声からは「評価制度の透明さ」や「女性の活躍推進」へのさらなる努力が望まれていることも伝わってきます。高月社長のもとで、こうした課題にも向き合いながら前向きに経営が進んでいるのだろうと感じます。

数字・実績で見る安心感

経営の安定性・透明性も気になる方が多いでしょう。
東京久栄は資本金1億円、2023年度の売上高は約52億円。能力認定や許可・登録も複数取得しており(一級建築士事務所、建設コンサルタント、計量証明事業登録、土壌汚染調査機関指定など)、公的認証という意味でも安心感があります。

また、2020年度の環境部門売上は約16.7億円と、社内でも重要な事業柱となっています。
これまで関わったプロジェクトの幅も広く、火力発電所や焼却炉、大型風力発電事業や最終処分場の環境評価、希少生物調査など、社会に密着した実績があります。

私が感じた「等身大で誠実」な社長像

情報を集めていて一番強く感じたのは、「流行りのイノベーションや派手なメディア登場を狙うリーダーというより、まずは一歩一歩、目の前の現場から社会課題へきちんと向き合う」そんな誠実な経営姿勢です。
例えば、地元の漁師さんの悩みに寄り添う・地方自治体とずっと信頼関係を築き、それぞれの現場へ「最善策」を合わせていく姿。
そして、技術革新だけでなく、チームや地域、お客様にとっての「調和や信頼」に重きを置いている点が、社風や経営方針としてきちんと反映されています。

感想としては、「地味だけど本当に社会のために役立っている経営者・会社」だなという率直な印象です。
今後、ますます環境問題やサステナブル経営が大切になってくる中で、こうした方々の姿勢が見直され、若い世代にとってもヒントや安心材料になるのではと感じました。

まとめ――地域と時代の「求めに応える」経営者のモデル

高月邦夫氏と株式会社東京久栄の取り組みは、環境事業や建設業に関心のない方にも、「生活や地域の“当たり前”を支える存在の大きさ」や「社会と共生する企業の在り方」を考えるきっかけになります。
今もなお現役で経営の舵を取る高月氏。
単なる事業拡大や新分野開拓だけでなく、「どうしたら社会や地域により良い形でバトンを渡していけるか」を常に模索し続ける誠実な姿勢が、多くの現場で長く信頼されているのだと思います。

身近な自然、働く人々、地域社会――そこに寄り添う企業、そして代表者の努力に、私は温かさと安心感を覚えました。
「地元密着で地域や人に丁寧に寄り添う社長」「現場目線と社会目線を両立する企業経営者」そんなイメージが、これからのスタンダードになるかもしれません。

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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