※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事
「会社や仕事の“あり方”について悩んでいませんか?」
「実直で、社員も地域も幸せを感じられる会社って、どう経営されているんだろう?」
現代社会には、目に見えにくいけれど大切な“働く環境”や、目立たないけれど暮らしに欠かせない“社会の下支え”があります。そんな両面から会社と社会を支え続けているのが、大日コンサルタント株式会社の代表取締役社長・市橋政浩さんです。今回は「地域密着で社員想い」としても知られる氏の人物像や経営スタイルを、実際の取り組みを交えてご紹介します。
土木の現場から「街づくり」の最前線へ――経営者市橋政浩さんの歩み
大日コンサルタント株式会社は1952年創業、岐阜に本社を据え、全国・アジアへと事業を展開する老舗コンサルタント企業です。その4代目社長を務めるのが、1975年生まれの市橋政浩さん。大学卒業後は東京の株式会社長大で“技術屋”として現場の泥や汗を知り、2008年に大日コンサルタントに入社。交通計画の技術者として第一歩を踏み出しました。
ご本人は若い頃、「3日間や4日間の徹夜も辞さず、根性が勝負」と語るほど厳しい現場を経験。ほどなく2013年には取締役、2020年に社長へと抜擢。決して直線的な出世ではなく、国の機関への出向や、仕事上の挫折も経験したそうです。ご自身も「会社の看板と自分の実力を混同していた」と振り返る誠実な姿が印象的。当時の反省が、現在の柔軟な経営姿勢につながっているようです。
「百折不撓」という座右の銘――困難を糧に挑戦を続けるリーダーシップ
市橋さんの社長としての信念は、“百折不撓(ひゃくせつふとう)”。これは「何度折れてもくじけず、志を持ち続ける」という意味です。どんなに厳しい仕事でも「楽しもう」という心があれば、仲間や職場の雰囲気も明るくなり、結果として会社全体が良い方向に変わる。現場で活発なチームに身を置いた経験、そして管理職として全員の声に耳を傾けた体験が、今のリーダーの原点だそうです。
特に印象的なのは、社長就任と同時に全管理職にヒアリングを行い、会社の隅々まで目を配ることから始めたこと。さらに、「目安箱」制度など、社員の生の声を汲み上げる取り組みを積極的に行っています。「社員が安心して働ける環境」が最優先と語り、社員一人ひとりの成長や満足感を大切にしていることが伝わってきます。
幅広い専門の人材が集う、時代に寄り添う「総合コンサルタント」へ
従来、土木や建設の分野は一律の「専門集団」というイメージが強いですが、市橋さんは“多様な人材”を社内に積極的に採用しています。最近では、法律やお金に詳しい人、街をデザインできる人など、各方面の強みを持った人材と一緒に働く体制を取り入れています。特に「失敗談」や「目標未達だった時の振り返り」を面接で重視しているのがユニーク。「社会に出れば、失敗はいくらでもある。折れずに進める強さを持つ人が強い」と話します。
また、社員は部署や職種の枠を超えて自分のキャリアを広げられる社風。会社としても、国の機関やインフラ企業への出向経験など“社外経験”を積ませ、多面的なスキルを養わせている点が、今の大日コンサルタントの大きな特徴です。これが結果的に“地域のためになる、幅広い相談役”としての価値につながっています。
働く人が安心できる会社―風通しのいい職場とワークライフバランス
土木・建設業界というと「厳しさ」や「多忙」という印象を持つ方も少なくありません。しかし、市橋政浩さんのもと、大日コンサルタントは職場環境の改善や社員のワークライフバランスを重視した会社作りを実践しています。
たとえば、育児休暇は女性社員は100%取得、男性社員の取得率も年々上昇。“遠慮しなくていい”文化が根付き、有給休暇の取得率も76.4%になるなど、業界屈指の数字を実現しています。職務の区分も廃止し総合職・特定職の壁を撤廃するなど、どんな人でも力を発揮できる環境が整えられています。
こうしたきめ細やかなマネジメントを支えているのは、「人こそ財産」という創業時からの理念。社員が長く安心して働けるからこそ、仕事にやりがいを感じ、自分らしい人生も描ける。そんな“人”を基軸にした経営姿勢が、市橋さんの最大の魅力だと私は感じます。
地域社会の一員として――清掃活動・子ども支援・インフラ保全…地道な実践
大日コンサルタントは単なる会社でいることを良しとせず、「地域の一員」として様々な社会貢献活動も進めています。たとえば、地域の清掃活動や、道路などインフラ設備の異常がないか地域住民と一緒に見回る活動、学校への特別授業の出張など、きわめて“地に足のついた”取り組みが続けられています。さらに最近は、農地再生や地元商業とのコラボレーションといった、地域の活気を取り戻す活動も注目されています。
こうした社会的な貢献は、社員の自主的参加も多いといいます。「感謝の気持ちを忘れずに、仕事に熱意を持って取り組むこと」――創業以来の精神を全社員が実践しているとのことです。私は、この“地道で着実”な活動スタイルが、地域やお客様から厚い信頼につながっていると感じます。
テクノロジーと地域愛を両立、新時代の建設コンサルタント像
近年、大日コンサルタントはドローンや高精度測定レーザー、AIのデータ活用といった最新技術にも積極的。いわゆる「次世代型」の取り組みをしながら、同時に「人間らしさ」を忘れない——この両輪を大切にしています。先端技術を現場に活かして効率・品質を追求しつつも、最終的には住民や社会のためにやるべきことを見失わないスタンスに、私も深く共感します。
世の中が急激に変化し、気候変動や地域の少子高齢化、インフラの老朽化といった課題が山積みの今。市橋さんは、高い専門性だけでなく「柔軟な姿勢」と「幅広い人材育成」で、会社も社員も、そして地域も一歩ずつ課題を乗り越えていく道を選んでいます。
大切なのは「感謝」と「熱意」――経営の根幹を支える市橋政浩さんの想い
市橋さんは、創業時からの社是「感謝の気持ちを忘れず、熱意をもって仕事に向き合う」という言葉を重んじています。社員・お客様・地域住民への小さな思いやりや働きかけ、それが最終的には大きな信頼や満足につながる。現場での泥臭い努力も、最新技術も、結局は誰かのためになることが一番だ――と考えているそうです。
こうした想いは対外評価にも表れています。品質・環境・情報セキュリティの国際規格(ISO)のほか、健康経営優良法人やSDGs推進の認定、地域との連携活動など、「社会からの信頼を高めること」にも地道に取り組んでいます。
感想――「派手さ」より「人」を大切に。長く信頼される経営者像を見た
私自身、市橋政浩さんについて調べてみて、「人を大事にする経営」というものを久々に丁寧に感じました。会社そのものや事業はもちろんですが、「そこで働く人たちが、疲れたらしっかり休めて、困ったら声が上げられる雰囲気」「挑戦や失敗を前向きにとらえる文化」。こうした部分に、今後の日本企業の希望を見た気がします。
若いうちの失敗も苦い経験も、糧にして進む市橋さん。積極的に地域社会とともに歩み、真面目で現場主義、かつ細やかな視点を持った経営姿勢――「地に足のついた経営者がいる会社は強い」ということを、改めて感じさせてくれました。
もし「働く職場」に迷ったり、「地域にいい会社ってないかな?」と考えている方がいれば、こうした人物が率いる企業に注目してみてはいかがでしょうか。
※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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