長塚威は誰だ?「地域に根ざした空間創造者」~私の経営者名鑑が徹底紹介

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

「家族で過ごす時間をもっと豊かにしたい。」「長く愛される公共施設を作りたい。」——そんなお悩みや願いを持つ方に、いま編集部が注目したい建築家がいます。それが茨城県古河市の『長塚威』さんです。「100年企業の三代目ってどんな人なんだろう?」と興味を持たれた方も多いでしょう。この記事では、長塚威さんがどのようにして、地域の暮らしや景観に深く寄り添い、顔の見える仕事ぶりを貫いてきたのか。まるで一軒の家のように、じっくりと彼の実像を紐解いていきます。「建築設計なんて自分には関係なさそう」…そう思う方こそ、きっと身近に感じられる発見がたくさんあるはずです。

100年企業の三代目、長塚威──地域の景色にとけこむ建築家

茨城県古河市。その静かな街角に、創業大正8年(1919年)、なんと100年以上も地域とともに歩み続けてきた「有限会社長塚建築設計事務所」があります。現代表・長塚威さんは、この老舗事務所の三代目所長。数ある設計事務所の中でも、古くから地元に根差し、公共施設から一般住宅まで多岐にわたり手がけてきた経験豊かな建築家として知られています。

特に印象的なのは、その徹底した「地域密着」の姿勢。地元の学校や庁舎、公民館など、地域の記憶とともにある建築の数々は、まさに「地域の風景」になっています。現在も古河市や周辺の栃木・埼玉・群馬・千葉まで半径約60キロ圏を中心に、依頼に応じて全国からも幅広く手がけているそうです。

私は「三代目」と聞くと、どうしても歴史と格式のプレッシャーや、「昔からのお得意様」を大切にしすぎる印象を抱いてしまいます。しかし、長塚さんの仕事ぶりからは、伝統を守るだけでなく、時代の変化にも寄り添おうとする柔軟さも強く感じます。

「ひとりひとりが創造者」──長塚威の設計哲学

長年受け継がれてきた技術と経験。それを現代のお客様や社会の多様なニーズにどう活かすか。長塚威さんが重視するのは、「ひとりひとりが建築家(創造者)」という姿勢です。

例えば、自由設計の新築注文住宅では、ご家族のライフスタイルや好み、将来の変化をじっくりヒアリング。それぞれのご家庭ごとに「こうだったらいいな」という思いをカタチにするため、素材選びや窓の位置、収納、インテリアの細部にまでこだわって提案してくれます。決まった型に当てはめるのではなく、お客様と一緒に新しい暮らし方を一から考えていく——ここに、この事務所の真骨頂があります。

さらに印象的なのが、改修やリノベーションに対する考え方です。「壊して建て直す」のではなく、「大切な思い出や、建物の歴史を活かし、新たな価値を吹き込む」という手法。特に、築46年のN様邸リノベーションでは、1階を全面的に開放型の空間として生まれ変わらせ、外と内が一体となる場所を作り出しました。家族の距離感や、移ろう季節の変化まで感じられる空間を目指したそうです。その発想力と細やかさには、個人的にも感銘を受けました。

「地域の建築パートナー」として信頼される理由

長塚建築設計事務所では、公共施設の設計経験も豊富。特に耐震診断や補強計画といった社会性を意識した仕事が多いのも特徴です。

例えば、2007年頃からは、各自治体の耐震診断案件が急増。そのため設計事務所同士で協力体制が不可欠になりました。長塚さんが独自の目利きで重視したのは、「地域での実績」「組織としてのチーム力」「適切な規模感」「依頼者本位の姿勢」といった点でした。「技術と信頼を両立している会社」としてさくら構造を協力先に選び、今でもあらゆる構造設計を依頼しているそうです。

このエピソードからも、単に自社の設計品質を追求するだけでなく、「誠実なパートナーとともに、着実なものづくりを進める」ための冷静な判断力と実行力がうかがえます。施主や自治体、協力会社など“人と人とのつながり”を重視しているからこそ、数々の現場で信頼を勝ち得ているのだと思います。

「いつまでも暮らしに寄り添う設計を」──オーソドックスへのこだわり

長塚威さんが折に触れて語るのは、「建築は単なるモノではなく、そこに暮らす人の情景や記憶を生み出し続ける存在である」という信念です。特にリノベーションや公共施設では、単に見た目を整えるのではなく、40年・50年と続いていく「普遍的な価値」をどう作るかにこだわっています。

印象深い事例として、日本福音ルーテルむさしの教会の耐震補強があります。建築当時の趣を残しつつ、現代の安全性や快適性に配慮した設計によって、今も訪れる人々の心に残る「荘厳な空間」を実現しています。また、地域の老舗食品店・野村甘露煮店では、商店街の顔としてのファサードデザインと、家族の生活空間を上手に両立させる工夫が施されています。こうした一軒一軒の事例から、「長く愛される空間」を本気で追い求めていることが伝わってきます。

私自身も、急ごしらえの建物が街並みに与える違和感を子育ての場面で感じることがありましたが、長塚さんの仕事には「共に育つ風景」を作る温かみがあります。

「現場監理から人材育成まで」──地道な積み重ねが生む信頼

設計だけではなく、現場監理(工事中の管理)にも力を入れているのが、もうひとつの特色。図面通り、しっかり安全に、納得のいく品質で完成させることにこだわっているため、クライアントからの評価も安定しています。

また、事務所ではスタッフの労働環境整備や、若い技術者の育成にも意欲的。フレックス制度や福利厚生の充実など、長く働き続けられる職場づくりを目指しているそうです。建築や設計のノウハウを、次の世代へと着実に継承していく……その想いが、地域の建築文化の発展にも一役買っているように感じます。

学術・地域コミュニティの中心で活躍

建築学会・茨城支所の支所長も務め、セミナーやイベント、若手育成にも取り組む長塚さん。「開かれた学会活動」を大切に、行政、研究者、市民など多様な人が交流しやすい場づくりを進めています。特に、東日本大震災後の復興支援事例やLRT(次世代路面電車)見学会、優秀作品の展示・支援など、地域と建築・学術をつなぐために幅広く活動しています。

こうした地道な活動が、建築が“地域の未来”をつくることにつながっていくのでしょう。私自身、設計事務所という閉じた世界を想像していましたが、長塚さんのような方を知ると「地域まるごとを豊かにする建築」という存在がグッと身近に感じられます。

長塚威さんの「普遍の設計力」と、これからの茨城・地域社会へ

長塚威さんが率いる長塚建築設計事務所。会社案内やブログ、問い合わせ対応にも誠実な姿勢がにじみ、その情報公開への取り組みにも関心させられました。会社のホームページでは日々の話題や休日のお知らせなど、親しみやすい雰囲気。建築なんて難しそう…という方でも、きっと気軽に相談できる事務所だと思います。

家族の住まい、新しい公共施設、歴史的建物のリニューアル、どの依頼でも「丁寧な対話とひたむきな現場主義」で建物と住む人・使う人の幸せを追求し続ける長塚さん。その誠実で暖かな仕事ぶりが、100年を超えて地域に選ばれてきた理由だと、私自身とても納得できました。

これから古河や茨城、近隣エリアで「ものづくりのパートナー」を探している方、本気で家づくりと向き合いたい方には、ぜひ一度相談されることをおすすめします。きっと、新しい発見と安心感、長く愛される建物づくりのヒントが見つかることでしょう。

※この記事は「私の経営者名鑑」の編集部へ寄せられた紹介記事

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